【記事タイトル】お風呂の排水口の蓋はしないとどうなる?メリット・デメリットをご紹介
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物件によっては排水口の上に蓋が付けられていることがあります。しかし、蓋はメリットとデメリットの両方を持っているため、メリットのほうが大きければ取り外すことがおすすめです。

ここでは、お風呂の排水口にある蓋を取り外すメリット・デメリット、蓋をしない場合に排水口を綺麗に保つコツをご紹介します。お風呂の排水口の取り外しを検討中の方は、ぜひご確認ください。

お風呂の排水口の蓋の役割とは?

そもそもお風呂の排水口にはなぜ蓋がつけられているのでしょうか?お風呂の排水口の蓋には大きく2つの役割があります。

1つ目は、見た目を綺麗にするため。蓋付きタイプの排水口には多くの場合、中にヘアキャッチャーが備え付けられています。入浴するたびに髪の毛やゴミがヘアキャッチャーに溜まり、排水口に流れ込むのを防いでくれていますが、排水口の蓋をしておくことでそれらの溜まったゴミが表から見えずにすみます。

2つ目は、床を平らにするため。近年のユニットバスでは排水口の位置が床より低い位置にあり、その分ゆかがくぼんで作られています。蓋をはめることでそのくぼみを塞ぎ、床を平らにしています。お年寄りや小さなお子様がいる家庭では、少しの段差で躓く危険性もあるため、蓋が重要な役割をしているのです。

お風呂の排水口の蓋をしないことによるメリット

まずは、お風呂の排水口の蓋を取り外すメリットを3つご紹介します。それぞれを確認し、メリットが自分に当てはまるのかを確認していきましょう。

メリット①蓋を掃除する必要がなくなる

まず、最初のメリットは「蓋を掃除する必要がなくなる」ことです。入浴を快適なものにするためお風呂の掃除を定期的におこなっている方が多いかと思いますが、その際に蓋も掃除をおこなわなければなりません。しかし、お風呂の蓋の掃除には手間や時間がかかってしまいますよね。蓋を取り外すと蓋の掃除にかける手間・時間がなくなり、家事の時短につながります。

メリット②カビが発生しにくい

お風呂はお湯を使う場所であるため、高温多湿というカビの発生条件が揃っています。お風呂全体がカビが発生しやすい場所ですが、排水口に蓋をすることで蓋の内部はさらに発生しやすくなっています。

排水口の蓋をすることで、内部に湿気がこもりやすくなりカビが発生しやすくなります。さらに排水口には皮脂汚れや石鹸カスなどカビの養分となるものも付着しているため、カビが繁殖しやすくなっているのです。排水口にカビが発生すると悪臭やつまりの原因となります。

ですが、蓋を取り外すことで湿気がこもらなくなり、排水口内にカビが発生しにくくなります。

メリット③ごみをすぐに取り除くことができる

排水口にはゴミを取るためにヘアキャッチャーが取り付けられています。しかし、蓋を付けていると見えなくなるため、どのぐらいゴミが溜まっているのかを確認することができません。もし、蓋を取り外すとヘアキャッチャーが見えるため、常にゴミの溜まり具合を確認することができます。

そして、ヘアキャッチャーにゴミが溜まっていると気になる方も多いのではないでしょうか。ゴミが目につくことですぐに取り除こうという意識が生まれ、お風呂を清潔に保つことができるのです。また、蓋がないと手で簡単にゴミを取り除くことができるため、蓋を外すという工程が省けます。

お風呂の排水口の蓋をしないことによるデメリット

ここまで蓋を取り外すメリットをご紹介しましたが、同時にいくつかのデメリットも出てきます。メリットだけでなくデメリットについても必ず確認し、本当に取り外すべきかどうか確認しておきましょう。

デメリット①見た目が悪くなる

前述のとおり、排水口の蓋を取り外すとヘアキャッチャーにあるゴミが目に見えるようになります。すぐにゴミを取り除くことができるといったメリットがある反面、ゴミが見えて見た目が悪くなるというデメリットがあります。

お風呂に入るのが自分だけであれば気にならないかもしれませんが、家族がいる方や友人を家に招く可能性のある方は、不快に思う人もいるということを覚えておかなくてはなりません。お風呂の排水口にゴミが溜まっていると不快に感じるかどうかは人によってかなり異なります。とくに、家族や同居人がいる方は皆の意見も必ず聞いておきましょう。

ゴミを毎日取り除くのであればこちらのデメリットは解消することができます。毎日ゴミを取り除くことはできそうかなども考えておきましょう。

デメリット②賃貸物件では蓋の保存が必要

賃貸物件には原状回復の義務といったものが生じます。原状回復の義務とは「借主は退去時に、部屋の状態を借りる前のものと同様に戻さなければならない」といったものです。ですので、元からついている設備などは勝手に捨てたり交換したりしてはいけません。

お風呂の排水口の蓋も原状回復の対象であり、勝手に捨ててはいけないため、捨てると購入費用が退去費用として上乗せされます。賃貸物件にお住みで、蓋を取り外す場合は必ず蓋を保管しておきましょう。退去時には蓋を再度取り付ける必要があるため、保存場所は分かりやすい場所にしておくことがおすすめです。

蓋をしない排水口を綺麗に保つコツ

ここまで紹介したメリット・デメリットを踏まえて、蓋をしないという選択をした方に、排水口を綺麗に保つためのコツをご紹介します。蓋をする選択をした場合でも参考になりますので、ぜひご確認ください。

コツ①掃除しやすいヘアキャッチャーに交換する

排水口のヘアキャッチャーには、入浴の度に髪の毛やゴミが溜まり、それらを放置しておくと皮脂や石鹸カスなどが絡まりヌメヌメとした汚れが発生します。ヌメリ汚れを放置しておくと、不衛生なだけでなくつまりや悪臭の原因となります。

そこで、掃除しやすいヘアキャッチャーに交換することで、ゴミの除去が簡単にでき汚れが溜まりにくくなります。おすすめなのは、抗菌加工を施したステンレス製のヘアキャッチャーや素材自体に抗菌作用のある銅製のヘアキャッチャー。プラスチック製のものから変えるだけで、汚れがつきにくくなり掃除の頻度が少なくなります。 また、パンチング穴の製品なら凹凸が少なく、より汚れの除去が楽におこなえます。

●ステンレス製ヘアキャッチャー商品例

ユニットバス用 ゴミ受け ヘアキャッチャー パンチング ステンレス 排水口サイズ:80-102mm

ステンレス製ヘアキャッチャー商品例

出典:Amazon

またプラスチック製の製品としては、ゴミがまとまるヘアキャッチャーがおすすめです。水流を利用し髪の毛やゴミをひとまとまりにする設計で、毎日のごみ捨てが驚くほど簡単になります。

●ゴミがまとまるヘアキャッチャーの商品例

レック Ag+ まとまる! ヘアーストッパー ( 抗菌タイプ ) BB-468

ゴミがまとまるヘアキャッチャーの商品例

出典:Amazon

こちらの記事で選び方のポイントやおすすめの排水口カバーを紹介していますので是非こちらも参考にしてみてください。

コツ②こまめに掃除をする

こちらは基本的な方法になりますが、汚れが少ないうちにこまめに掃除をする事が重要です。毎回お風呂を出る際に、ヘアキャッチャー上のゴミを捨て、ヘアキャッチャーと排水口まわりをお掃除用のスポンジでサッとお湯洗いするだけです。 毎日こまめに掃除することでヌメリ汚れも発生しなくなり、洗剤を使う必要もありません。

まとめ

今回は、お風呂の排水口にある蓋を取り外すメリット・デメリット、蓋をしない場合に排水口を綺麗に保つコツをご紹介しました。 お風呂の排水口の蓋は取り外すとさまざまなメリット・デメリットがありますので、それぞれ理解した上で自分にあった選択をしてくださいね。

また、排水口の蓋をしないと決めた場合、まずは一度排水口を綺麗にリセットすることが大切です。排水口や排水管の洗浄を手軽に確実におこないたいと思った方は、水道修理業者に相談しましょう。

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