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給湯器の応急処置方法

給湯器の主なトラブルと応急処置

給湯器の寿命は10年程度と言われており、ガス臭い、黒い煙が出る場合は大変危険なので使用を中止しましょう。
そのままにせず原因を確認し応急処置や修理交換を検討が必要です。

トラブル箇所
内容
緊急度 ※原因応急処置
リモコンの電源がつかない低~高・リモコンの電源が入っていない
・給湯器本体の電源が抜けている
・ブレーカーが落ちている
・リモコンの電源を確認する
・給湯器本体の電源コンセントを確認する
・ブレーカーを上げ、電気の供給を再開する
※給湯器の漏電が原因の場合は、メーカーや業者への修理依頼をする
液晶パネルの電源がつかない低~高・節電モードの設定になっている
・液晶パネルの不具合
・給湯器の部品(電装基板など)が損傷した
・リモコンのスイッチ、もしくは給湯機能を利用する
・メーカーや業者への修理依頼をする
給湯器本体の電源がつかない・ガス栓が閉まっている
・給水バルブが閉まっている
・水圧不足
・ガスの供給が止まっている
・ガスの元栓を開く
・給水バルブを開く
・蛇口を全開にし、電源が入るか確認をする
・水抜き栓フィルター(ストレーナ)にゴミやさびがついていないか確認し、水洗いする
・ガスメーターの復帰方法
①全てのガスの利用を止め、ガス栓を閉める
②ガスメーター復帰ボタンを数秒間押し続ける
③数分程度待機し、液晶画面のガス止め表記や赤いランプが消えたことを確認する
異音がする① ガス漏れや不完全燃焼(音:ボン、ボッ)
② 給排気(音:ゴー)
③ ファンモーター(音:ピー)
④配管内の圧力の変化(音:キーン)
⑤追い焚きフィルターのつまりや循環パイプの勾配の異常(音:ポコンポコン)
①異音:ボン、ボッ
・ガス漏れや不完全燃焼の可能性があるため、すぐに使用を中止し、業者に点検を依頼する
②異音:ゴー
・ゴミやほこり、虫などの異物が混入している可能性があるため、排気口を掃除する
 異音が収まらない場合は業者に点検を依頼する
③異音:ピー
・経年劣化による不具合の可能性があるため、早めに業者に点検を依頼する
④異音:キーン
・蛇口をゆっくり閉めたり、元栓を少し閉めたりすることで水圧を弱める
・水撃防止器を取り付ける
・業者に点検を依頼する
⑤異音:ポコン
・フィルターのつまりを取り除く
・業者に点検を依頼する
ガス臭い・ガス漏れや不完全燃焼・給湯器の電源を切り、ガスの元栓を閉める
・一酸化炭素中毒になる危険性があるため、窓を開けて換気を行う
・すぐにガス会社や業者に連絡し、外出する

※緊急度について
高:業者に修理・交換依頼をしなければ難しい作業
中:DIYが得意であれば自力で修理・交換が可能な作業
低:自分で解決できる作業

給湯器の温度トラブルの場合、不具合が起こっているのが一カ所だけなのか複数箇所なのかを確認してください。
フィルターの定期的な清掃をすることで温度トラブルを回避することができるのでこまめな清掃を心掛けましょう。

トラブル箇所
内容
緊急度 ※原因応急処置
一カ所だけお湯が出ない低~中・正しく温度設定がされていない
・蛇口の故障
・給湯器の温度設定が水になっていないか確認し、適正な温度に設定する
・蛇口の故障の可能性があるため水栓の交換を行う
・温度調整カートリッジの交換
全ての蛇口からお湯が出ない低~高・ガスの元栓が閉まっている
・水抜き栓フィルターのつまり
・給湯器本体の故障
・ガスの元栓が閉まっていないか確認する
・水抜き栓フィルター(ストレーナ)にゴミやさびがついていないか確認し、水洗いする
・給湯器本体の故障の可能性があるため、業者やメーカーに修理依頼をする
お湯も水も出ない低~高・元栓や止水栓が閉まっている
・凍結
・断水
・水道の元栓や使用箇所の止水栓が閉まっていないか確認する
・冬場で凍結の可能性がある場合は、給湯器の電源を切り自然に解凍するのを待つ
・断水していないか確認をする
お湯がぬるい低~高・設定温度が低い
・複数箇所でお湯を使用しているため水圧が弱い
・温度センサーやサーモスタットの故障
・給湯器の不具合(混合弁・貯湯ユニット基盤・給湯サーミスタ)
・設定温度を確認し、冷たい場合は業者やメーカーに修理依頼をする
・優先してお湯を使用する箇所を決めて使用をする
・温度センサーやサーモスタットの修理を業者へ依頼する
・給湯器本体の故障の可能性があるため、業者やメーカーに修理依頼をする
お風呂のお湯がぬるい・循環フィルターの目詰まり循環フィルターの掃除をする
①浴槽用の中性洗剤、歯ブラシと小ブラシを用意する
②取扱説明書を見ながら金属の網状のフィルターを外す(左右のどちらかに回転させ外す)
③外したフィルターを歯ブラシで洗い、汚れが取れないときは中性洗剤を使用する
④循環口を歯ブラシやと洗剤を使って掃除する
⑤循環フィルターを水ですすぎ、元の状態に戻す
お湯の温度が安定しない低~高・冷水サンドイッチ現象(お湯を止めて再度出すと、お湯→水→お湯のように温度ムラが出る)
・複数箇所でお湯を使用しているため水圧が弱い
・温度センサーやサーモスタットの故障
・給湯器本体の寿命
・適温になるまでお湯を出し続ける
・優先してお湯を使用する箇所を決めて使用をする
・温度センサーやサーモスタットの故障の場合は、業者やメーカーに修理依頼をする
・給湯器の交換を検討する

※緊急度について
高:業者に修理・交換依頼をしなければ難しい作業
中:DIYが得意であれば自力で修理・交換が可能な作業
低:自分で解決できる作業