お風呂のつまり・水漏れ・蛇口交換、シャワー水漏れは専門業者へ

■給湯器が故障している場合
給湯器で設定された温度以上の熱いお湯は出てきません。給湯温度を任意の温度まで上げてもお湯が出ない（湯／水の切り替えが出来ない）という場合には、給湯器の故障が疑われます。給湯器内部を確認し、原因となる箇所を修理します。

■温度調節ハンドルが故障している場合
蛇口側でお湯の温度を調節する為のハンドルを「温度調節ハンドル」、ハンドルが高温側へ回ることを制御する為のボタンを「安全ボタン」といいます。
といい、このハンドルが壊れていると温度調節がうまくいきません。また、、ボタンが固着して操作できなくなると安全ボタンで制御されている温度以上のお湯を出す事が出来ません。また内部の温度調節ユニットが原因の場合もあります。分解し、機器内部の不具合箇所を確認します。温度調節の設定をしなおすだけで、改善されることもありますが、内部パーツの摩耗や劣化が認められる場合には、新しいパーツに交換します。内部の錆びや破損がある場合は蛇口ごと交換が必要になることもあります。

■水圧が問題の場合
水道からの水圧が高すぎるとお湯とうまく混ざらず、熱いお湯が出にくくなります。
このようなときは、水道の止水栓を調整することでしっかりと熱いお湯が出るようにします。

まず原因として、給湯器の設定温度が低いことが考えられます。お湯の温度設定が40℃に設定されていれば40℃以上の温度でお湯は出てきません。熱いお湯が出ない時には、給湯器側の温度の設定が原因になっているときがありますので確認して下さい。冬場は夏場より2℃程低くなりますので、設定温度を少し高めに設定して様子を見ましょう。
浴槽に湯はりをする時や、お湯を熱くしたいときは、給湯器の温度設定を今設定されている以上の温度に設定して下さい。
また、温度調節ハンドルや温度調節ユニットの故障が考えられる場合、分解し内部のごみを取り除いたりパッキンを交換することで問題が解決する場合があります。お使いの製品の説明書を確認しながら、作業することをおすすめします。

給湯器の設定温度を上げても、温度調節ハンドルを修理しても、ぬるいお湯しか出ない場合や、修理が難しいと感じた際には、無理はせず専門業者へ相談することをおすすめします。

まずは水漏れの原因箇所を確認し、問題となるパーツの交換だけで済むのか、蛇口毎の交換がふさわしいのかを見極めて作業に移ります。

■レバー式蛇口の水漏れ
多くの場合、内部パーツ（カートリッジ）が摩耗劣化している事が原因です。部品の交換や必要に応じて本体の交換をおこないます。

■ハンドル式蛇口の水漏れ
まず、ハンドル内部のパーツ（パッキン）が摩耗していないかを確認します。その後、新品のパッキンへの交換をおこないますが、使用年数が長い蛇口は内部が錆びていることもあり、蛇口本体を交換する場合もあります。

■壁についている蛇口の水漏れ
壁に接続されている箇所からの水漏れの場合は、接合部分に巻かれているシールテープの消耗劣化が考えられます。このような場合はシールテープの巻きなおしをおこないます。

■シャワーホースの付け根から水漏れしている場合
シャワーホースの付け根から水漏れが起こる時の原因にはまず、シャワー内部のパッキンが壊れている可能性がありますので、パッキンの交換をおこなってみてください。
パッキンを交換するときは、シャワーホースとヘッド部分の付け根を回しながらゆるめ、シャワーのヘッドとホースを外し、古いパッキンを取り外してください。パッキンはホームセンターなどでも購入できます。

■シャワーヘッドから水漏れしている場合
シャワーヘッド部分からの水漏れが止まらない場合、シャワーの水栓本体が壊れている・内部のバルブの破損が原因と考えられます。
この場合にできる対処法は、シャワーのヘッド部分をまるごと交換することです。シャワーのヘッドはホームセンターなどで購入できます。DIYに慣れていない方や、対応が難しい場合は業者に問い合わせてみましょう。

水道業者では以下の様な作業により、排水管内の詰まりを徹底的に除去します。

1. トーラーというワイヤー式の排水管清掃機を使用して洗浄をおこないます。
このワイヤーはねじれに強いので、曲がりくねった排水管の奥まで清掃ができます。

2. 高圧洗浄という機械で清掃をおこないます。
この高圧洗浄機は排水管の内部にこびりついた油や固まった固形物を高圧力の水で押し出します。

3. 最後に高圧洗浄機で排水マスを洗浄します。
高圧洗浄機で排水マスを洗浄することで不快な臭いや雑菌を洗浄できます。
このような排水のつまりを水道業者がおこなう際には、事前に排水管が通っている箇所を念入りに調査します。

排水口の水はけが悪い場合、排水口の蓋を外し中を確認してみて下さい。排水口の汚れやぬめりが原因で詰まっている場合、排水口の掃除をするだけで解消される場合があります。

＜排水口の掃除方法＞
・排水カバー
排水口の蓋の裏は、石鹸カスやぬめりが溜まりやすい場所です。
浴室用洗剤や重曹などをふりかけ、スポンジで綺麗に汚れを落とします。細かい溝は歯ブラシを使いましょう。
・ヘアキャッチャー
髪の毛やごみが引っかかって排水の通り道が塞いでいる可能性があります。
洗剤と歯ブラシを使って綺麗に取り除きます。
・封水筒
封水筒は、水で封をして下水の嫌な臭いや害虫が室内に侵入するのを防ぎます。
封水筒は回すと簡単に外れますので、スポンジに洗剤をつけて筒の内壁・外壁・溝などの汚れを綺麗に落とします。
・排水ピース
引き出すようにして外します。洗剤と歯ブラシで優しく洗います。
※排水ピースが備え付けられていない場合もあります。

すべての掃除が終わったら、逆の手順で元の場所に戻して完了です。
手の届く範囲を超えた排水口の奥につまりがある場合やスポンジやキャップ等異物が引っかかっている場合には、ご家庭での対処は難しくなります。放っておくとますます症状は悪化するので、専門の用具や機材を使用できる業者に依頼し、早めに改善策をとるようにしましょう。