今回は、築約13年の戸建て住宅キッチンで発生した、動物性油脂の固着による慢性的な排水詰まりのケースです。排水の流れが極端に悪くなり、配管全体が油汚れで細くなっている状態が確認されました。この記事では、詰まりの原因、高圧洗浄プランの内容と費用、蛇腹ホース交換の必要性、そして予防の考え方まで詳しく解説します。
キッチンシンクの排水が少しずつしか流れず、完全に流れきるまで長時間かかる状態になっていました。いわゆる「コポコポ」といった排水音もほとんど聞こえず、内部で水がスムーズに抜けていない状況でした。日常的に自炊をされており、油料理やラーメンなどのスープを流す機会もあるとのことでした。
スタッフにより現地調査を行い、以下の点を確認いたしました。
住宅は2012年築で、約13年が経過していました。屋外の下水桝を確認したところ、外部ではなく宅内配管側で詰まりが発生していると判断されました。水が一度シンク内に溜まってから少しずつ流れていく状態で、配管全体が油汚れで細くなっている慢性的な詰まりと診断しました。
配管内には、約10年以上にわたり蓄積された動物性油脂(肉汁・ラーメンの汁など)が白く固まった状態でこびりついている可能性が高いと説明いたしました。
システムキッチン特有の構造として、スペース確保のため配管の曲がりが多く、汚れが溜まりやすいこと、平均して10年前後で詰まりが起こりやすい傾向があることもお伝えしました。
今回の排水不良は、長期間にわたる動物性油脂の蓄積が主な原因です。油汚れは時間が経つと白く硬い塊となり、配管内側に層のようにこびりつきます。その結果、配管内の通り道が極端に細くなり、水がスムーズに流れなくなっていました。
また、システムキッチンの配管構造上、曲がりが多く、汚れが引っかかりやすい点も、慢性的な詰まりを助長していると考えられます。
専用の強力な高圧洗浄機をチャーターし、配管内部に固着した古い油汚れを徹底的に除去するプランです。一般的な突発性の詰まりに使う機械よりもパワーが強く、今回のような慢性的な油詰まりを一度でリセットすることを目的としています。作業後にはスコープ(カメラ)を配管内に挿入し、清掃状態を目で確認できるようにします。
このプランは長期的な効果が期待でき、目安として10年以上詰まりにくい状態を維持しやすいと説明しました。
パワーの弱い高圧洗浄機を使用し、ひとまず「流れを改善する」ことを目的としたプランです。 一時的に水の流れは良くなりますが、配管内の汚れを完全に落としきれないため、再発リスクが高く、根本解決にはならないことを説明しました。
シンク下の蛇腹ホースも油で硬化しており、今後ひび割れや水漏れのリスクが高い状態でした。 長期的な安心のため、高圧洗浄と同時に蛇腹ホースも交換することをおすすめしました。
最終的に、お客様は強力な高圧洗浄プラン+蛇腹ホース交換を選択されました。
| 今回の作業 | ワイヤーによる油汚れの粉砕、高圧洗浄による排出、スコープ確認、蛇腹ホース交換など |
| 高圧洗浄車の基本料金(専用機械の手配費用) | 35,000円 |
業者側としては、宅内のキッチン配管から外部の下水管まで、油汚れを徹底的に除去することを保証し、実際の作業は高圧洗浄に特化した専門スタッフが担当する予定です。
一般家庭で日常的に料理をする以上、油汚れの付着は完全には避けられません。 「ご飯をほとんど作らない家庭」でなければ、程度の差はあれど油汚れは必ず配管に残ります。
市販の液体パイプクリーナーや熱湯を流す方法は、すでに進行した油汚れには効果が薄く、場合によっては汚れを中途半端に動かして完全詰まりを引き起こすリスクもあるため、あくまで軽度の汚れ対策としての利用が望ましいとご説明しました。
実際の高圧洗浄作業は翌日に予定されているため、それまでの間は現状のまま排水を使用する必要があります。ただし、現時点の流れから見て、翌日までに急激な完全詰まりが発生する可能性は低いとお伝えしました。
システムキッチンの構造上、清掃後も配管内の空気の動きにより「コポコポ」という音が残る可能性がありますが、排水の通り自体は改善される見込みであることも説明しました。
今回のような「築10年以上 × キッチン × 自炊の多いご家庭」では、油汚れによる慢性的な詰まりが非常に多く見られます。応急処置ではなく、一度しっかり高圧洗浄を行い、蛇腹ホースも新しくしておくことで、今後の安心感は大きく変わります。
今後も排水の流れに違和感を覚えた際は、早めにご相談いただくことで、大きなトラブルになる前に対処が可能です。
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