蛇口からポタポタと水漏れする場合、以下の6つの部位から水が漏れていることが多いです。
それぞれの部位からの水漏れの原因について詳しく解説します。同じ部分からの水漏れでも、水栓のタイプによって原因や対処法が異なります。蛇口のどの部分から水漏れしているのかをしっかり観察して原因を特定し、適切に対処しましょう。
壁付きのハンドルタイプの蛇口の先端から水が垂れてくる場合は、蛇口の中にあるケレップ(コマパッキン)という部品が劣化している可能性があります。ケレップ自体が劣化していたり、ケレップに付いているパッキンが劣化していたりする可能性もあるでしょう。ケレップやケレップのパッキンを交換すれば、水漏れが収まります。
シングルレバー混合栓の蛇口の先端からポタポタと水漏れしている場合は、カートリッジが劣化している可能性が高いです。カートリッジとは、水の温度や量を調整するための部品です。古いカートリッジを新しいものに交換すれば、水漏れの症状が改善します。
蛇口スパウトの根元から水漏れしている場合、取り付けてあるパッキンが劣化している可能性が高いです。蛇口スパウトとは、蛇口の先端部分と水栓の本体をつなげるパイプ部分を指します。
蛇口スパウトは動かせるようになっているため、水漏れしないようにナットの中にUパッキン(自在パイプ取付パッキン)が取り付けされています。長年使用していてパッキンをずっと交換していない場合はパッキンの劣化が考えられるので、パッキンを交換しましょう。
蛇口のハンドル部分から水漏れする場合、三角パッキン(水栓ハンドル内パッキン)という部品が劣化している可能性があります。三角パッキンとは名前の通り三角の形をしたパッキンで、水漏れを防ぐ役割があります。長年の使用とともにゴムが硬くなり、やがてヒビが入って水漏れするようになってしまいます。ハンドルから水漏れしている場合は、三角パッキンとワッシャーを交換して対応しましょう。
シングルレバー混合栓のレバーハンドルから水漏れしている場合は、水栓の内部に取り付けられたカートリッジの劣化が原因で水漏れしていることが多いです。カートリッジを新しいものに交換すれば、水栓レバーからの水漏れは収まるでしょう。
偏心管とは、水道管と蛇口をつなぐために壁に取り付けられた部品のことです。水栓を取り付ける位置と水道管の位置がずれている場合でも、偏心管があることで問題なく取り付けられるようになります。偏心管(脚部)から水漏れしている場合、2つのパターンに分けられます。
偏心管と蛇口が接続している部分から水漏れしている場合、偏心管の中のパッキンの劣化が原因で水が漏れます。パッキンとワッシャーを交換すれば、水漏れは収まるでしょう。
偏心管と壁の接続部分から水が漏れている場合は、巻いてあるシールテープが劣化している可能性があります。シールテープとは水漏れを防止するために、ネジ部分に巻くテープのことです。一度偏心管を取り外してから、シールテープを巻き直せば修理できます。
水栓が取り付けてある台座から水漏れしている場合、水栓のタイプによって原因が異なります。
ハンドルタイプ水栓の台座部分から水漏れしている場合、フレキ管もしくは給水管のパッキンの劣化が水漏れにつながります。古くなったパッキンを新しいものに交換し、水漏れを修理しましょう。
シングルレバー混合栓の台座部分から水漏れしている場合は、カートリッジの劣化が原因で水が漏れているケースがほとんどです。カートリッジを交換すれば、水が漏れなくなる可能性が高いでしょう。
蛇口からポタポタと水漏れする原因ごとに、修理方法や費用相場を紹介します。費用がいくらくらいかかるのかや、自分で修理するのにどれくらいの労力が必要なのかわかれば、自分で修理するか業者に依頼するかを判断する材料にできます。ぜひ参考にしてください。
ハンドルタイプ水栓の蛇口の先端から水漏れしている場合は、蛇口の中に取り付けされているケレップという部品を交換します。ケレップはコマパッキンと呼ばれることもある部品です。ケレップには、スピンドルと分離しているタイプと一体になっている寒冷地用のタイプがあります。自宅の水栓に取り付けられているケレップがどちらのタイプなのかを確認しておきましょう。
また、ケレップにはサイズがあるので、自宅の水栓の呼び径に合ったものを選ぶようにしてください。呼び径がわからない場合は水栓取り付けネジの外径をノギスで測ると呼び径がわかります。外径が21mmなら呼び径13mm、26mmならば呼び径20mm、33mmならば呼び径25mmです。家庭用の水栓のほとんどが呼び径13mmですが、不安な場合はサイズを測ってからケレップを購入しましょう。
ケレップを交換する際に用意するものと手順は以下の通りです。
作業中に誤って水が噴き出したりしないよう、必ず止水栓を閉めてから作業を行いましょう。ナット部分が見えないタイプの水栓の場合は、まずプラスドライバーを使ってハンドルを取り外します。ナット部分が見えたらモンキーレンチでナットを取り外し、水栓の上部もしくはスピンドルを反時計回りに回して取り外してください。水栓の中にケレップが見えるので取り外し、新しいケレップに交換します。
元の順番で部品を戻していき、止水栓を開けて水を出してみて、水漏れがないかどうか確認して作業完了です。部品を元に戻すときにナットを締めすぎると蛇口が固くなってしまうので注意しましょう。
ケレップ交換を業者に依頼する場合の費用は出張費や作業費込みで、5,000円~10,000円ほどです。自力で交換すれば部品代の200円ほどで済みますが、錆びが発生し固くなってナットが外せない場合や自分で交換できるか不安な場合は業者に頼む方が確実です。
シングルレバー混合栓の蛇口の先端から水漏れしている場合は、カートリッジを交換します。カートリッジはメーカー純正品に交換する必要があるので、水栓のメーカーと型番を確認して適合するものを用意しましょう。メーカーと品番は、水栓の根元の部分にシールで貼ってあることが多いです。
カートリッジの交換作業に必要なものと手順は以下の通りです。
まず止水栓や水道の元栓を閉めて水が出ないようにしてから、プラスドライバーと手でハンドルの外カバーを外します。外カバーを外すとさらに内カバーが出てくるので、モンキーレンチを使って内カバーを外しましょう。この際、内カバーのネジ部分を手で持つとケガにつながるおそれがあるので、注意してください。内カバーを外し終わったらカートリッジとパッキンを手で取り外し、新しいものに交換します。
部品を元に戻していき、最後に止水栓もしくは元栓を開けてから水を出して、水漏れがないか確認します。水漏れがなければカートリッジ交換は無事完了です。
業者にシングルレバー混合栓のカートリッジ交換を依頼した場合の費用相場は、10,000円~22,000円ほどです。カートリッジ代が5,000円~10,000円かかるので、自力で行う場合も最低5,000円程度の費用がかかるでしょう。
蛇口スパウト(蛇口先端と水栓本体をつなげるパイプ)の根元から水漏れしている場合は、蛇口スパウトの根元にあるUパッキン(自在パイプ取付パッキン)を交換する必要があります。Uパッキンとは溝が付いたタイプのパッキンを指します。Uパッキンは呼び径13mmもしくは20mmのものがあるので、自宅の水栓に合ったサイズを選びましょう。
工具はモンキーレンチだけあれば問題ありません。Uパッキンの交換手順は以下の通りです。
蛇口スパウトの根元のナットをレンチで緩めて、パイプとUパッキンを取り外します。Uパッキンが水栓本体の内部に残っている可能性もあるので、取り外したパイプに付いていない場合は本体を確認してください。
新しいUパッキンを取り付ける際は、Uパッキンの溝がある方を本体に向けて取り付けます。最後にナット締めて蛇口スパウトを取り付けてください。水を出してみて、水漏れしなくなっていれば作業完了です。最後に蛇口スパウトを取り付ける際にナットを固く締めすぎると蛇口を動かすときに固くなってしまいます。力を入れて締めすぎないように注意しましょう。
Uパッキンの交換を業者依頼した際にかかる費用相場は、5,000円~10,000円ほどです。パッキン自体は数百円で購入できるので、工具が家にあり自力で修理する場合は数百円の費用で済むでしょう。
ハンドルタイプ水栓のハンドルから水漏れしている場合は、ハンドルの中の三角パッキンを交換します。自宅の水栓の呼び径に合ったサイズの三角パッキンを用意してください。
止水栓を閉めて水が出ないようにしてから、ハンドルを外します。カバーがついているタイプのハンドルはプラスドライバーで、三角ハンドルの場合はプライヤーでビスを外せばハンドルを外せます。ハンドルの下にカバーナットが取り付けられているので、モンキーレンチでカバーナットを外してください。
カバーナットを外すと三角パッキンがあるので、ワッシャーと一緒に新しいものに交換します。三角パッキンが見つからない場合はカバーナットの中に入っている可能性があるので、カバーナット内を確認しましょう。部品を元に戻して止水栓を開け、水漏れがなければ修理完了です。カバーナットを締める際はきつく締めすぎるとハンドルが固くなるので注意してください。
三角パッキンの交換を業者依頼した際にかかる費用相場は、5,000円~10,000円ほどです。パッキン自体は数百円で購入できるので、工具が家にあり自力で修理する場合は数百円の費用で済むでしょう。
シングルレバー混合栓のハンドルから水漏れしている場合は、カートリッジを交換します。カートリッジはメーカーの純正品に交換する必要があるので、水栓のメーカーと型番を確認して合うものを用意しましょう。メーカーと品番は、水栓の根元の部分にシールで貼ってあることが多いです。
カートリッジの交換作業に必要なものと手順は以下の通りです。
まず止水栓や水道の元栓を閉めて水が出ないようにしてから、プラスドライバーと手でハンドルの外カバーを外します。外カバーを外すとさらに内カバーが出てくるので、モンキーレンチを使って内カバーを外しましょう。内カバーのネジ部分を手で持つとケガをするおそれがあるので、注意してください。内カバーを外し終わったらカートリッジとパッキンを手で取り外し、新しいものに交換します。
部品を元に戻していき、止水栓を開けてから水を出して、水漏れが直っているかを確認します。水漏れがなければカートリッジ交換は完了です。
業者にシングルレバー混合栓のカートリッジ交換を依頼した場合の費用相場は、10,000円~22,000円ほどです。カートリッジ代が5,000円~10,000円かかるので、自力で行う場合も最低5,000円程度の費用がかかるでしょう。
偏心管から水漏れしている場合は、偏心管のどこから水漏れしているのかで対応が異なります。それぞれのケースについて修理の手順を詳しく解説します。
偏心管と蛇口の接続部分はクランクとも呼ばれる部分で、クランク用パッキンの劣化が原因で水漏れします。モンキーレンチを使って水栓を取り外し、パッキンを交換すれば解決することが多いです。
止水栓を必ず閉め、水が出ないようにしてから作業します。偏心管と蛇口を接続するクランクナットを取り外し、クランクパッキンを交換してください。パッキンの交換が終わったら水栓を取り付け、止水栓を開いて水漏れがないかどうかを確認しましょう。
クランク用パッキンの交換を業者依頼した際にかかる費用相場は、5,000円~10,000円ほどです。パッキン自体は数百円で購入できるので、工具が家にあり自力で修理する場合は数百円の費用で済みます。クランクからの水漏れを解消するには水栓自体を外す必要があり、他の箇所に比べて少し大掛かりな作業になるので、不安な場合は業者に依頼するのも一つの手です。
偏心管(脚部)と壁の接続部分から水漏れしている場合は、偏心管と壁の水道管をつなぐネジ部分に巻かれたシールテープの劣化が原因です。水漏れを解消するためには偏心管を取り外す必要があります。用意するものと、作業手順は以下の通りです。
必ず止水栓を閉めて水を止めてから水栓を取り外しましょう。単水栓の場合は正面から見て反時計回りに手で回せば取れます。もし固くて取り外せない場合は、水栓レンチを準備しておくと簡単に外れます。単水栓でない場合は、偏心管と水栓をつなぐナット(クランクナット)をモンキーレンチで緩めて水栓を外した後に偏心管を外してください。偏心管も正面から見て反時計回りに手で回せば取れます。ケガをしないようにタオルを巻いてから取り外しましょう。
偏心管・水栓が取り外せたら、壁に空いた配管の穴をブラシで掃除します。古いシールテープやゴミが残った状態だとまた水漏れするので、きれいにしましょう。水栓・偏心管のネジ部分に巻かれた古いシールテープを取り除き、新しいシールテープを巻きます。少し引っ張りながら、正面から見て時計回りに7~8回巻きつけるようにしてください。
正面から見て時計回りに回して水栓・偏心管を再度取り付けます。反対に回すと巻いたシールテープが緩み、水漏れしてしまうので注意してください。また、単水栓以外の水栓の場合、偏心管の取付位置を間違えると水栓が取り付けられなくなってしまうため、注意しましょう。止水栓を開け、水漏れがないかを確認して修理完了です。
シールテープの巻き直しを業者に依頼すると、費用相場は8,000円~10,000円ほどです。単水栓の場合、水栓の取り外しができてシールテープを用意できれば自力でも修理できますが、単水栓でない水栓の場合は偏心管を再度取り付ける際の位置取りがあるため難易度が上がります。自信がない場合は業者依頼するのがおすすめです。
水栓台座から水漏れしている場合、フレキ管もしくは給水管のパッキンの傷みが原因です。修理するには立水栓取付レンチという水栓専用の工具を準備しましょう。パッキンは、フレキ管用と給水管用で違うものを準備する必要があるので、注意してください。パッキンの交換手順は以下の通りです。
フレキ管・給水管のパッキン交換を業者依頼した際にかかる費用相場は、5,000円~10,000円ほどです。パッキン自体は数百円で購入できますが、立水栓取付レンチは安いものでも2,000円程度します。水栓専用の工具なので汎用性が低く、購入しても役に立つ場面はあまりありません。作業にかかる時間や労力を含めると、業者に依頼した方がコストパフォーマンスが高いでしょう。
また、シングルレバー混合栓の場合はカートリッジの劣化が台座からの水漏れにつながっている可能性もあるため、カートリッジの交換も視野に入れておいてください。
蛇口からのポタポタ水漏れする状態を放置すると、どんなリスクがあるのかを紹介します。蛇口からポタポタと水漏れしているのに気付いても、少量の水漏れだからとあまり気にせず放置してしまう人もいるでしょう。
しかし、水漏れを放置するとより大きなトラブルや被害を引き起こす可能性があります。水漏れを放置するとどんなトラブルがあるのかを知り、少量のうちになるべく早く水漏れを直すようにしましょう。
水漏れを放置すると、水道料金が高くなります。水道料金は水の使用量に応じて階段のように上がる方式です。少量でも水漏れが積み重なることで影響を与えます。
一般的な蛇口から直径1mmの水漏れをしていた場合、1時間あたりの排水量は約5Lです。24時間ずっと水漏れしていたと考えると、1ヶ月で3.6㎥になるので、4人家族で水道使用量が25㎥の場合、月500円ほど水道代が上がります。水の使用量が多ければ多いほど料金が上がりやすいので、多くの水を使っている家庭の場合はより水道代が上がります。
漏水していて水道料金が高くなった場合は減免申請ができますが、蛇口からの水漏れは減免申請の対象外です。そのため、水漏れの修理が遅れれば遅れるほど損をしてしまいます。漏水の減免対象となるのは、以下のケースです。
蛇口からの水漏れは普段目にする場所のため、修理をしなかったのは使用者の責任となり減免の対象にはなりません。蛇口からの水漏れでは早めに修理して水漏れを直すことが重要です。
水漏れを放置すると、湿度が上がり室内にカビが発生する原因となります。水栓の場所によっては家具や建具がカビてしまうこともあり、カビによる健康被害が発生するケースもあります。蛇口からの水漏れに気付いた時点で、早めに対処しましょう。
蛇口からポタポタと水漏れしている場合の修理方法や、業者依頼した場合の修理費用の相場を紹介しました。蛇口から水漏れしている場合、水道料金が上がったり場合によっては家財に影響を及ぼしたりします。
水漏れの箇所によっては自分で簡単に修理できますが、難しい場合は無理をせずに業者を呼んだ方が安心です。原因ごとの対処法を見て自分で修理するか業者に頼むかを判断し、水漏れを早めに修理しましょう。
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