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給湯器による一酸化炭素中毒に要注意!予防と対策:イメージ
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給湯器による一酸化炭素中毒に要注意!予防と対策

ガス給湯器は間違った使用方法、設置方法で一酸化炭素(CO)を発生させる可能性があります。一酸化炭素は高い毒性を持っており、少量でも体内に取り込むと中毒症状を引き起こします。

こちらの記事は、一酸化炭素中毒事故の危険性と、ガス機器の使用に際して日頃から注意すべき点などをご紹介しておりますので、正しい知識を身につけ事故を未然に防ぎましょう。
目次
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一酸化炭素中毒とは?

一酸化炭素中毒とは、一酸化炭素(CO)を含んだ空気を呼吸した場合に起こる中毒です。
一酸化炭素には毒性があり、無色無臭のため気づくことが困難で、わずかな量を吸ってしまうだけでも中毒症状を引き起こす恐れのある気体です。

一酸化炭素中毒になってしまうケースは主に2つあります。
1つ目は、一酸化炭素が含まれるガスを使用し、そのガスが漏れ中毒になるケース。
2つ目は、ガス機器の不完全燃焼により一酸化炭素が発生し中毒になるケースです。

一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと結合力が強く、少量であっても吸引してしまうと血液中の酸素運搬能力が著しく損なわれ、酸素欠乏を起こします。中毒症状は、一酸化炭素濃度と吸入時間により大きく左右されます。

軽度の中毒症状は風邪に似ていることもあり、体調の変化を見逃しがちなため、気づいたときには重症化しているということも少なくありません。

濃度と吸入時間による症状目安

一酸化炭素濃度が

  • 0.02%:2~3時間の吸入で軽度の頭痛
  • 0.08%:45分間の吸入で頭痛・めまい・吐き気、2時間で失神
  • 0.32%:5~10分間の吸入で頭痛・めまい、30分間で致死
  • 0.64%:1~2分間の吸入で頭痛・めまい、15~30分間で致死
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給湯器による一酸化炭素中毒事故

では、給湯器による一酸化炭素中毒事故はどのようにして起きるのでしょうか?

ガス給湯器が不完全燃焼を起こすと一酸化炭素が発生します。普段私達が使用するLPガスには本来毒性はありませんが、燃焼する際に多くの酸素が必要です。適量の酸素が供給されている状態では、LPガスが燃焼する際、人体に影響のない二酸化炭素(CO2)や水蒸気(H2O)が発生します。

しかし換気を怠って燃焼に必要な酸素を十分に取り込むことができない場合、給湯器自体に不具合がある場合は「不完全燃焼」が発生し毒性の強い一酸化炭素を発生させます。「一酸化炭素中毒」とは、この一酸化炭素が部屋に充満し吸ってしまうことで発生する事故です。

事故要因①不完全燃焼防止装置が装備されていない屋内設置型ガス機器

屋内設置型で不完全燃焼防止装置を装備していないガス機器(給湯器・瞬間湯沸器・ガス風呂釜)をご使用の際は、「窓を開ける」「換気扇を回す」などして必ず換気を行って下さい。使用中に「火が消える」「異臭がする」「ススで黒くなる」「機器の異常な過熱」等の現象が見られた場合は不完全燃焼の疑いがありますので、ご使用をやめ修理業者へご相談下さい。

より安心してご利用頂ける機器のお勧めは、「屋外設置型ガス給湯器」や「不完全燃焼防止装置付きガス給湯器」です。屋外設置型ガス給湯器は、ガス燃焼の際、屋外の空気を取り入れ屋外に排気する為安全です。

また、不完全燃焼防止装置付きガス給湯器は、一酸化炭素中毒事故の原因となる不完全燃焼を感知すると、自動的に機器の運転を停止します。

不完全燃焼防止装置が装備されていない屋内設置型ガス機器をご利用の方は、以下の点にご注意下さい。

  • 給気口を塞がない(換気をして新鮮な空気を取り入れる)
  • 排気筒の腐食や外れがないか確認する
  • 屋外型ガス機器に替える
  • 不完全燃焼防止装置の付いたガス機器に替える

事故要因②屋外設置型ガス機器がブロック塀や屋根で覆われている、隣家が近い

屋外設置型のガス機器を塀や屋根で覆ったり、隣家との距離が近い場所に設置していると、排気が給湯器周りに滞留し酸素が入り込まずに不完全燃焼を起こす可能性があります。その発生した一酸化炭素が、窓や換気口等から室内に流れこみ充満することで、一酸化炭素中毒事故を引き起こす原因になります。

屋外設置型ガス機器をご利用の場合は、以下の点にご注意下さい。

  • 屋外用ガス給湯器を室内に設置したり、塀や屋根で囲うことはしない
  • 隣家と接近した場所にガス機器を設置しない

過去に実際起きた一酸化炭素(CO)による中毒事故

排気筒の腐食・脱落による一酸化炭素中毒

排気筒トップの先端が腐食・脱落していたために建物内に排気が漏れ、部屋に一酸化炭素が流出、一酸化炭素中毒が起こりました。また、気密性の高い建物だったために、外壁と内壁の間を伝わって上階にも一酸化炭素の流出があり、中毒者が増えてしまったケースです。

ファンの目詰まりと換気不良による一酸化炭素中毒

浴室で湯沸かし器を長時間使用し、ファンの目詰まりや換気不良から不完全燃焼が起きました。浴室の換気扇が回っていたため、燃焼排ガスが浴室内へ流れ込み、一酸化炭素中毒が起きたと考えられます。

このように、一酸化炭素中毒は換気不足や長期間使用した器具の破損・不具合から引き起こされるケースが多くあります。また、気密性の高いマンションやアパートなどは、より一酸化炭素中毒が発生しやすく、被害を拡大させる可能性があることがわかります。

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一酸化炭素中毒事故の予防と対策

発生に気づくことが難しく、短時間で重症に至ることのある一酸化炭素中毒。不完全燃焼防止装置の無い給湯器をご使用されてるご家庭では、一酸化炭素中毒事故防止のため特に次の3点にお気をつけ下さい。

(1) ガスの燃焼に必要な酸素をしっかり確保する

LPガスが燃焼するためには、十分な酸素(空気)が不可欠です。屋内設置型ガス機器を使用する際は、必ず換気扇を回す、窓を開けるなどして換気を行って下さい。

また、屋外設置型ガス機器を使用する際は、囲いの設置や隣家と接近した場所への設置を避け、ガス機器に十分な酸素が供給されるようにします。

(2)定期的な点検・メンテナンスを忘れずに行う

毎日の生活で使用するガス機器は、耐用年数も10年ほどと長くはありません。設置後5年程度を経過した頃から不具合が発生するおそれがあるため、定期的な点検を必ず行うことをお勧めします。埃やススなどが蓄積すると給湯器に不具合が生じ、一酸化炭素中毒事故に繋がる恐れがあります。

排気管の外れや腐食も危険です。日頃のお手入れや専門業者によるメンテナンスも欠かさず行うよう心がけましょう。機器に何らかの異常が認められた際にはすぐに使用をやめ、専門業者へご連絡下さい。

(3)不完全燃焼防止機能付きガス機器への交換や、ガス漏れ警報機を取り付ける

毒性が強く、その発生に気づきにくい一酸化炭素中毒対策は、何よりも不完全燃焼が起こっていることに早い段階で気づくことが重要です。長期間使用している古いガス機器の場合、不完全燃焼防止機能が付いたガス機器へ交換するのが最も安全かつ確実な方法であるといえます。

また、設置からまだ日が浅く耐用年数には余裕がある場合、ガス機器そのものを交換しなくても、不完全燃焼防止用の警報機などを取り付けることで対策することが可能です。

まとめ

一酸化炭素中毒は気づきにくく、短時間で重症に至る危険性があります。ガス給湯器使用時の十分な換気はもちろん、ガス機器本体の定期的な点検やメンテナンスは欠かさず行って頂くことをお勧めします。

また、給湯器の不具合に気づいた際には、早めに専門業者へ相談することも大切です。日々の安全対策が、一酸化炭素中毒事故を防ぐことにつながります。

給湯器設置工事は、国で定められた資格を持った監督者により、適切な工事がなされる必要があります。給湯器の交換をご検討の場合は、是非一度専門業者へご相談いただくことをお勧めします。

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