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浴槽に付着する汚れの主な原因は、以下の5つです。
まず、これらの汚れの性質について説明します。
浴槽が黄色などに変色している場合は、皮脂汚れの可能性が高いです。皮脂や垢は浴室で身体を洗う際に落ちるだけでなく、湯船に浸かっている時にも落ちます。温かいお湯に入ると、皮脂や垢がより落ちやすくなります。浴槽の黄色の汚れは、皮脂や垢が付いてできた皮脂汚れです。
お風呂は身体の汚れを落とす場所なので、皮脂は必ず出ます。家族が多いとお風呂を使う人数が多くなるので、その分浴槽の皮脂汚れも多くなります。皮脂汚れは放置すると浴槽で固まってしまい、落としにくくなる性質があるのでこまめな掃除が必要です。
最低でも週に1回は掃除することをおすすめします。皮脂汚れは酸性の汚れなので、掃除する際はアルカリ性の洗剤を使いましょう。
石鹸カスには2種類あります。水道水のミネラルがシャンプーやボディソープなどの石鹸の成分と反応して残った「金属石鹸(アルカリ性の汚れ)」と、皮脂汚れが石鹸の成分と反応して残った「酸性石鹸(酸性の汚れ)」です。石鹸カスは、腰から下の位置に発生しやすいという特徴があります。
金属石鹸はシャンプーなどの石鹸成分と反応するので、洗い場側の浴槽のフチや浴室の壁、扉の近くに白い粉末のような汚れとして発生します。
石鹸に含まれる脂肪酸イオンが水道水に含まれるミネラル(カルシウムやマグネシウムなど)と反応して発生する脂肪酸カルシウムや脂肪酸マグネシウムが主成分です。湯船に白いカスのようなものが浮かんでいたら、金属石鹸の可能性があります。
酸性石鹸は身体や髪を洗う際に、汚れに対してシャンプーやボディソープの量が足りない場合に発生します。浴槽だけでなく、お風呂に入る人がよく触れる場所にも発生します。黒や灰色の汚れで、ヌルヌル・ベトベトしています。
水垢は浴室でよく発生する汚れの一つで、水道水に含まれるミネラルが結晶化したアルカリ性の汚れです。浴室の鏡に付着した白いうろこ状の汚れは、水垢です。触ると固くザラザラしており、スポンジなどでこすっても簡単には落ちません。
水垢は菌類の一種であり、根をしっかり張って付着しているからです。落ちにくい水垢ですが、放置するとカビの原因にもなるので、見つけたらこまめに掃除しましょう。
カビは、家庭の水回りでは特に気になる汚れです。赤カビは「ロドトルラ」という酵母菌の一種で、20~30度程度の高温多湿な環境を好み、水があれば繁殖できるという特徴があります。赤カビは浴槽だけでなく、浴室の壁や床、洗面器や風呂椅子の裏などにも発生します。
赤カビが人の健康を害する可能性は低いですが、放置すると黒カビが発生する原因になります。
黒カビは「クラドスポリウム」と呼ばれる菌類の一種で、皮脂や石鹸カスなどの汚れや赤カビを餌にして繁殖します。黒カビは人が吸い込むと喘息やアレルギーの原因になるので、見つけたらできるだけ早く除去しなければなりません。
黒カビは発生すると根を深くまで張るため、表面をスポンジなどでこするだけでは落ちません。特に浴槽のフチや壁のゴムパッキンなどに発生した黒カビは、簡単には落ちないので注意が必要です。
浴槽の汚れで目立つのが、黄ばみやピンクの汚れです。これらの汚れの主な原因は、入浴剤です。入浴剤に含まれる着色料は水に溶けないため、徐々に蓄積されて浴槽に色素が沈着します。
使用した後にすぐに洗い流せばこすり洗いでも落ちますが、長時間放置することが多い場合や、長年使用している浴槽の場合はこびり付きやすく、色素が沈着すると浴槽用洗剤などでは落ちなくなるので注意が必要です。
浴槽の汚れの主な原因を5つ紹介しました。
それぞれの汚れがどのように発生するのかがわかったところで、ここからはそれらの汚れをどのような掃除アイテムを使用して掃除すればよいのかを紹介します。
皮脂汚れや赤カビは、酸性の汚れです。酸性の汚れを落とすためには、反対の性質を持つアルカリ性の洗剤を使用して、汚れを中和して掃除するのが効果的です。身近なアルカリ性のアイテムには、重曹やセスキ炭酸ソーダなどがあります。
今回は、重曹を使った掃除方法を2つご紹介します。
1.【簡単】浴槽の残りを使ったつけおき掃除
その日の入浴で使った残り湯を使用するため、無駄がありません。重曹を溶けやすくするため、お湯の温度は40度程度にしましょう。
用意するもの
所要時間
10分(つけ置きの時間は除く)
2.重曹ペーストで洗い落とす
浴槽に重曹を入れて、つけ置き洗いをしても落ちない皮脂汚れや、浴槽のフチや側面の赤カビなどには重曹ペーストを塗り込んで洗う方法がおすすめです。
用意するもの
所要時間
20分
水垢や石鹸カスはアルカリ性の汚れなので、反対の性質を持つ酸性の洗剤を使って掃除するのが効果的です。クエン酸やお酢は酸性なので、それらを使って掃除しましょう。今回は、クエン酸スプレーを使った掃除方法を紹介します。
用意するもの
所要時間
20~80分
こちらの記事で水垢の落とし方についてより詳しく解説していますので参考にしてみてください。
浴槽のフチなどのゴムパッキンなど、柔らかい場所に発生した黒カビは菌糸を出し、植物のようにしっかりと根を張ります。このような黒カビは中性洗剤などでは落ちないので、塩素系漂白剤(カビ取り剤)を使います。塩素系漂白剤には脱色作用があるので、掃除の際の服装に注意しましょう。また、作業中は換気をしっかり行ってください。
用意するもの
所要時間
20~40分程度
黒カビの清掃方法についてはこちらの記事でも詳しく解説していますので是非参考にしてみてください。
浴槽に入浴剤の色素が沈着してしまった場合は、メラミンスポンジを使って研磨します。メラミンスポンジは洗剤を付けず、水に濡らした状態でやさしく磨くと汚れが取れます。
メラミンスポンジは手軽に頑固な汚れを落とせるため人気がありますが、浴槽が樹脂系やポリ製の場合はメラミンスポンジを使うとツヤがなくなったり、浴槽の色が落ちてしまったりすることがあります。自宅の浴槽がそのような素材の場合はメラミンスポンジの使用は控えて、市販の塩素系漂白剤を使いましょう。
ここまで、浴槽の汚れごとに適した洗剤や掃除方法を紹介しました。浴槽の掃除は、汚れに適した方法で行うことが大切であることをご理解いただけたと思います。ここからは効果的に掃除をするためのポイントと、掃除の際の注意点などを紹介します。
お風呂の黒ずみには、さまざまな種類があります。白く固まった水垢汚れや黄ばんだ湯垢汚れ、黒カビによる汚れなどです。これらは見た目が似ていますが、性質は異なります。
性質によって適切な掃除方法が異なるのは、これまで紹介したとおりです。性質の違いを把握しないでむやみにこすると、浴槽を傷つけてしまうことがあるので注意が必要です。
浴槽の掃除で気をつけたいのは、浴槽のフタです。特にフタの裏側は常に湯気が当たるため、湿気が多いのですが、つい忘れがちな箇所です。赤カビなどはそのような場所に発生しやすく、放置すると黒カビの原因にもなります。
浴槽の掃除をする際はフタも忘れずに掃除して、使っていない時は乾燥しやすいように立てかけておきましょう。
入浴剤の着色汚れの掃除方法で紹介したメラミンスポンジですが、使用する際は浴槽の材質を確かめてください。
メラミンスポンジはメラミン樹脂を発泡させてできた、密度の細かいスポンジです。研磨力が高いため、樹脂製(FRPやアクリル)の浴槽やコーティングされているもの、光沢があるものなどに使うと傷が付いたり、コーティングが剥がれたりするため、そのような浴槽には使わないようにしてください。
クエン酸や重曹は浴槽の掃除で活躍するアイテムですが、その性質によって使用できない場所があります。
クエン酸は大理石や天然木、コンクリート、鉄・鋼などの金属には使わないようにしましょう。これらは、アルカリ性の物質を多く含んでいるからです。重曹は大理石や塗装面(漆やニスも含む)、アルミ製品には使えません。誤って使用すると劣化や剥がれ、変色の原因になるので注意してください。
アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸は性質が正反対であり、混ぜると有毒な塩素ガスが発生するおそれがあるので、絶対に混ぜてはいけません。重曹とクエン酸を使うスポンジをそれぞれ用意する、重曹とクエン酸は別の日に使うなどして、意図せず混ざることがないようにしてください。
酸素系漂白剤と塩素系漂白剤を使用する際も、注意が必要です。これらを混ぜると有毒ガスが発生することがあります。
使用する際の装備にも注意してください。粘膜や皮膚に付着しないように、マスクやゴーグル、ゴム手袋は必ず装着してください。できれば長袖・長ズボンを着用して、足元も風呂掃除用の靴を用意しましょう。また、掃除中は換気をしっかり行ってください。
ここまで、浴槽の掃除の仕方を紹介しました。お風呂は湿気が溜まりやすい場所なので、掃除するのは少し気が重いですよね。最後に、浴槽の汚れを予防する方法を紹介します。掃除も大切ですが、できるだけ掃除の負担を減らすために予防法もチェックしておきましょう。
普段使っている入浴剤の代わりに、重曹を入れる方法です。重曹を入浴剤にすることで、浴槽の汚れを防ぐことができます。また、重曹は水に溶けると炭酸ガスが発生し、それが血管を広げて血行がよくなり、新陳代謝が促進されます。
さらに重曹は弱アルカリ性なので、肌の角質を柔らかくして角質や毛穴の汚れを落とし、それによって肌がすべすべになる効果も期待できます。ただし入浴後は肌が乾燥しやすいので、保湿ケアは丁寧に行ってください。
重曹には消臭効果もあるので、重曹を入れたお湯を流す際に排水口などの臭いも軽減してくれます。先ほど紹介した重曹のつけ置き掃除も、あらかじめ入浴剤として重曹を入れておけば手間が省けますね。重曹を入れたお湯をお風呂の床掃除などに使えば、節水にもつながります。
重曹風呂のやり方はとても簡単で、浴室のお湯200Lに対して重曹を大さじ3杯ほど入れて混ぜるだけです。手軽で、浴槽の汚れ防止以外にも嬉しいメリットがある重曹風呂を試してみてください。
浴槽に付いている皮脂汚れや水垢は、泡タイプのお風呂用洗剤を使うと落ちることがあります。泡を吹きつけて、気になる汚れを浮かせて掃除します。洗剤を普段から掃除の際に使用すると、汚れの付着を防止する効果も期待できます。
お風呂を上がる際に冷たい水をかけると湿気が増えてしまいますが、50度程度の熱めのお湯を5秒ほどかけるのは有効です。熱めのお湯をかけると、カビを死滅させることができます。お湯のほうが蒸発が早いため、浴槽なども乾燥しやすくなります。
熱めのお湯をかけることで、浴槽内に付着した入浴剤を洗い流す効果も期待できます。
浴槽は毎日使うものなので、汚れが付着しやすい場所といえます。浴槽を掃除する際は、まず自宅の浴槽の汚れの種類とその把握して、汚れの種類や性質に適した方法でこまめに掃除をすることが大切です。
この記事で紹介した方法を参考にして、浴槽の掃除をしてみましょう。
ただし、記事内で紹介した汚れの種類や掃除方法はあくまで一般的なものです。ご家庭の浴槽がこれらの方法できれいにならない場合や、ご自身で対処できない場合は、業者に依頼することをおすすめします。「イースマイル」であれば年中無休・24時間対応しているので、いつでも気軽に相談できます。
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