「元栓(止水栓)をきつく閉めたはずなのに、蛇口から水が止まらない」。この現象が起きたとき、すぐに「元栓が壊れている!」と決めつけるのは早計です。
まずは、それが本当に故障によるものなのか、それとも配管の中に残っていた水が出てきているだけの「残留水(ざんりゅうすい)」なのかを見極める必要があります。この確認作業を行うことで、無用な焦りを解消できるかもしれません。
日本の一般的な住宅、特に2階建ての戸建てや配管が長い家では、元栓から蛇口までの間に長いパイプが通っています。元栓で大元の供給を断ったとしても、このパイプの中には大量の水が残っています。
残留水とは元栓を閉めた時点で、家の中の配管内に溜まっている水のことです。配管の長さや太さによっては、コップ数杯分からバケツ1杯分ほどの水が出てくることがあります。
数分出し続けて完全に水が止まれば、元栓は正常に機能しています。焦らずに水が出切るのを待ちましょう。
もし、数分待っても水の勢いが全く変わらない、あるいは勢いよく噴き出し続けている場合は、残念ながら元栓自体が「故障」しており、水を遮断できていない可能性が高いです。これを確実に判断するために、水道メーターを確認しましょう。
元栓を閉めているにもかかわらず、この「パイロット」がくるくると回り続けている場合、水はまだ供給され続けています。つまり、元栓が機能していません。 この状態だと自力での止水は難しいため、次章で解説する原因を知り、専門業者への依頼を検討する必要があります。
「金属でできている頑丈な元栓が、なぜ効かなくなるの?」と疑問に思うかもしれません。実は、元栓(バルブ)は構造上、経年劣化や異物の影響を受けやすいデリケートな部品でもあります。
特に築年数が経っているお宅では、以下の3つの原因が複合してトラブルを引き起こすことがよくあります。無理に直そうとすると悪化する恐れがあるため、まずは原因を知っておきましょう。
元栓が閉まらない原因として最も多いのが、内部に異物が挟まる「ゴミ噛み」です。
水道管の中には、長年使っているうちに微細なサビの塊(サビこぶ)や砂利、スケールと呼ばれるミネラル分の結晶が蓄積します。普段動かさない元栓を久しぶりに回すと、底に溜まっていたこれらのゴミが舞い上がり、弁(水をせき止めるフタ)と弁座(フタの受け口)の間に挟まってしまうのです。
2つ目は、部品自体の寿命です。一般的な水道設備の耐用年数は10年〜15年程度といわれています。
元栓の内部には、金属同士の隙間を埋めて水を止めるための「ゴムパッキン」や「バルブシート」という部品が入っています。これらはゴムや樹脂でできているため、時間が経つと硬くなったり、ボロボロに崩れたりします。
パッキンが劣化して弾力性を失うと、いくらハンドルをきつく締めても隙間が埋まらず、水が漏れ続けてしまいます。この場合、パッキン交換だけで直ることもありますが、古いバルブだと本体ごとの交換が必要になるケースも多いです。
3つ目は、ハンドルを回しても手応えがスカスカしている、あるいはいつまでも回り続ける「空回り」の状態です。これは非常に深刻な故障です。
スピンドルとは手で回すハンドルと、内部で水を止める弁をつないでいる金属の軸(棒)のことです。固着したバルブを無理やり回そうとしたり、サビで腐食が進んでいたりすると、このスピンドルが内部で「ポキッ」と折れてしまうことがあります。軸が折れると、外からハンドルをどれだけ回しても中の弁は動かないため、開けることも閉めることもできなくなります。
元栓が効かないということは、家全体の水をコントロールできない緊急事態です。しかし、焦って間違った行動をとると被害が拡大してしまいます。 ここでは、プロが到着するまでにやるべき「正しい応急処置」と、やってはいけない「NG行為」をお伝えします。
元栓で水を止められない以上、水が漏れ出ている「出口」で被害を食い止めるしかありません。以下の手順で被害を最小限に抑えましょう。
「もっと力を入れれば止まるかもしれない」と思い、ペンチやパイプレンチなどの工具を使って、元栓のハンドルを無理やり締め込もうとする方がいますが、これは絶対にやってはいけません。
もし壁の中や地中の配管が破裂すれば、壁を壊しての大掛かりな工事が必要になり、修理費用も跳ね上がります。手で回して止まらない時点で、それは「プロに任せるべき故障」です。自分で対処せずに専門家を呼びましょう。
自力での解決が難しいとわかったら、次は「どこに頼むか」です。持ち家なのか賃貸なのかによって連絡先が異なります。また、気になる費用の目安についても解説します。
住居の形態によって、最初に連絡すべき相手が変わります。
ただし、管理会社に連絡がつかない夜間や休日で、水が止まらず緊急性が高い場合は、自分で専門業者を呼んで応急処置をしてもらい、後日管理会社に事情を話して精算等の相談をするのが一般的です。
「業者を呼ぶと高額な請求をされるのではないか」と不安になる方も多いでしょう。一般的な元栓修理の相場を知っておくと安心です。
一般的な修理相場は、パッキン交換などの軽微な作業なら8,000円〜15,000円程度。元栓本体の交換や配管工事を伴う場合は20,000円〜50,000円程度になることもあります。
イースマイルでは、お客様に安心してご利用いただけるよう、明朗な料金体系をご用意しています。基本作業料金は8,800円(税込)から。さらに「ホームページを見た」と伝えていただければ、WEB限定割引で実質5,500円(税込)〜対応可能です。
もちろん、現場の状況によって部品代や作業費は異なりますが、作業前に必ず見積もりを提示し、ご了承いただいてから着手します。「出張費」「見積もり料」「深夜割増」はすべて無料ですので、まずは正確な状況を確認するためにお電話にてご相談ください。
元栓の修理や交換は、法律上「給水装置工事」にあたるため、自治体から認可を受けた「水道局指定給水装置工事事業者」しか施工できない場合があります。無資格の業者や便利屋に依頼すると、施工不良や漏水などのトラブルにつながる恐れがあります。
イースマイルは全国各地の自治体で「指定店」の認可を受けています。確かな技術基準を満たしたスタッフが対応するので安心です。
水道の元栓を閉めても水が止まらないトラブルは、非常に不安なものです。最後に、この記事の重要ポイントを整理します。
水漏れは時間との勝負です。迷っている間にも床や家財への被害が広がる可能性があります。 「自分でなんとかしよう」として配管を破損させてしまう前に、プロの力を頼ってください。お電話一本いただければ、最短20分で駆けつけ、あなたの不安を解消します。
水まわりのトラブルは、イースマイルにお任せください。
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