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トイレのレバーがゆるい・空回りする原因は?自分で直す全手順と業者依頼の判断基準をプロが解説:イメージ
故障 更新日:2026年2月9日

トイレのレバーがゆるい・空回りする原因は?自分で直す全手順と業者依頼の判断基準をプロが解説

「トイレのレバーが最近ゆるい気がする」「回してもスカスカして水が流れない時がある」毎日使うトイレだからこそ、レバーのちょっとした違和感でも「もしかして故障?」と不安になりますよね。

そのまま放置すると、「水が止まらなくなる」「いざという時に全く流せなくなる」といった大きなトラブルに発展する可能性があります。実は、レバーのゆるみや空回りは、「ナットの締め直し」や「鎖の調整」だけで直るケースも少なくありません。

本記事では、水まわりのプロの視点から、トイレレバーがゆるくなる原因を徹底解剖し、初心者の方でも安全にできる修理方法を解説します。また、無理に触るとタンク割れのリスクがある「業者に任せるべき危険なケース」についてもお伝えしますので、まずはご自宅の状況と照らし合わせてみてください。
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目次

トイレのレバーが「ゆるい・空回り・戻らない」3つの主な症状と原因

「レバーがゆるい」といっても、その症状は大きく分けて3つのパターンがあります。それぞれの症状によって、タンクの中で起きているトラブルの原因が異なります。

まずは、ご自宅のトイレがどの状態に近いかを確認し、適切な対処法を見極めましょう。

レバーが空回りして水が流れない(手応えがない)

レバーを回しても「スカッ」と軽く、水を流すときの手応え(重み)が全くない状態です。いくら回しても水が流れてきません。

この場合、タンクの中で以下のトラブルが起きている可能性が高いです。

鎖(チェーン)が切れている・外れている
レバーの先と排水弁をつなぐ鎖が切れたり、フックから外れたりしているため、レバーの動きが伝わっていません。
レバーの軸が折れている
レバーの軸(プラスチック部分)が経年劣化で折れてしまい、内部で空転しています。
この症状の場合、多くのケースは「鎖をつなぎ直す」か「新しい鎖に交換する」ことで解決します。

レバーがグラグラ・ガタガタする(固定が緩い)

レバーを操作すると、レバー全体が根元からグラグラと動いてしまう状態です。

これは、タンクの内側でレバーを固定している「締め付けナット」が緩んでいることが主な原因です。また、ナットとタンクの間にあるパッキン(ゴム)が劣化して痩せてしまい、隙間ができている場合もあります。 放置すると隙間からタンクの水が外に漏れ出す恐れがあるため、早めの締め直しが必要です。

レバーが元の位置に戻らない(途中で止まる)

レバーを回した後、水平の位置に自然に戻らず、途中で止まったりブラブラしたりする状態です。水が流れっぱなしになる危険性があります。

原因としては以下が考えられます。

レバーが戻らない主な原因
  • サビや汚れ:レバーの軸部分にサビや水アカが溜まり、動きが悪くなっている。
  • 鎖の絡まり:タンクの中で鎖が他の部品に引っかかっている。
  • タンク内の干渉:節水用に入れたペットボトルや洗浄剤などが邪魔をしている。

【準備編】修理作業を始める前に必ず確認すべき3つのこと

原因がある程度特定できたら修理に移りますが、いきなりタンクを開けるのは厳禁です。

水漏れ事故を防ぎ、スムーズに作業を進めるために、必ず以下の3つのステップを踏んでください。特に「止水栓」の閉め忘れは、床一面が水浸しになる大惨事につながります。

手順① 止水栓を確実に閉める

作業中に水が噴き出さないよう、まずはタンクへの給水を止めます。

止水栓は、トイレの壁や床からタンクにつながるパイプの付け根付近にあります。マイナスドライバーを溝に差し込み、時計回り(右回り)に回して閉めてください。

ドライバーがない場合は、10円玉などの硬貨でも代用可能です。固くて回らない場合は無理をせず、家全体の水道の元栓を閉めることを検討してください。

手順② タンクのフタを安全に取り外す

タンクのフタは陶器(焼き物)でできているため、非常に重く、滑りやすいのが特徴です。

落とすと簡単に割れてしまうだけでなく、足に落とすと大怪我につながります。必ず両手でしっかりと持ち、垂直に持ち上げてください。

手洗い管がついているタイプは、フタの裏側でホースがつながっていることがあります。持ち上げた隙間からナットを回してホースを外してから、フタを安全な場所(毛布の上など)に置いてください。

手順③ 必要な道具を揃える(モンキーレンチ・ドライバー等)

作業を始める前に、以下の道具を手元に用意しておきましょう。

用意するもの
  • マイナスドライバー:止水栓の開閉に使用します。
  • モンキーレンチ:レバーの固定ナットを回すために必要です。サイズ調整ができるタイプが便利です。
  • ゴム手袋:タンク内はカビや汚れがあるため、手荒れ防止に着用しましょう。
  • 雑巾・バケツ:水が垂れた際のために用意しておくと安心です。

【実践編】トイレのレバーのゆるみ・空回りを自分で直す方法

準備が整ったら、実際の修理作業に入ります。ここでは、最も多い「鎖の調整」「ナットの締め直し」から、部品が破損していた場合の「レバー交換」まで、初心者でも分かりやすいように順を追って解説します。ご自身の症状に合わせて該当する項目を実践してください。

ケースA:鎖(チェーン)が外れている・絡まっている場合の調整法

レバーが「空回り」する場合の対処法です。

作業手順
  • タンクの中を覗き込み、レバーの先から鎖が外れていないか確認します。
  • 外れている場合は、レバーの先端にあるフックや穴に鎖を掛け直します。
  • ポイント:鎖の長さは「ピンと張った状態」ではなく、「玉2〜3個分たるませる」のが正解です。張りすぎると水が止まらなくなります。
  • 鎖が切れている場合は、ホームセンターで新しい鎖(数百円程度)を購入して交換してください。

ケースB:レバーの固定ナットが緩んでいる場合の締め直し方

レバーが「ガタガタする」場合の対処法です。

多くのタンクでは、レバーを固定するナットはタンクの内側にあります(一部メーカーを除く)。

作業手順
  • 片手でタンクの外側からレバーハンドルを押さえ、動かないようにします。
  • もう片方の手で、タンク内側のナットをモンキーレンチで挟みます。
  • 時計回りにゆっくりと回して締め付けます。
  • レバーがガタつかなくなれば完了です。

ケースC:レバー本体や鎖が破損・サビている場合の交換手順

レバーの軸が折れていたり、サビが酷くて動かない場合は、レバーそのものを新しい部品に交換します。

交換手順
  • 現在ついているレバーを取り外します(内側のナットを緩めれば外れます)。
  • 新しいレバーを差し込みます。※購入時はTOTOやLIXILなど、自宅のトイレに適合するメーカー・品番を必ず確認してください。
  • 内側からパッキンを通し、ナットで固定します。
  • 排水弁につながる鎖を取り付け、長さを調整して完了です。
交換部品はホームセンターで購入できますが、「万能タイプ(マルチレバー)」を選ぶと多くのメーカーに対応できるため失敗が少なくなります。

自分で修理する際にやってはいけないNG行動とリスク

「構造は単純そうだから」と安易に修理を進めると、取り返しのつかない失敗を招くことがあります。

特にトイレタンクはデリケートな陶器で作られています。ここでは、DIYチャレンジャーが陥りやすい失敗と、絶対にやってはいけないNG行動について解説します。

NG① ナットの締めすぎによる「タンク割れ」

これが最も恐ろしい失敗例です。レバーのガタつきを直そうと、モンキーレンチで力いっぱいナットを締め付けると、テコの原理で強力な力がかかり、陶器製のタンクに「ピキッ」とヒビが入ってしまいます。

一度ヒビが入ったタンクは補修できません。タンクごとの交換となり、修理費用が数万円〜十数万円に跳ね上がってしまいます。

ナットは「手で回らなくなる程度+レンチで軽くひと締め」くらいが目安です。

NG② 鎖の長さ調整ミスによる「水漏れ・水道代高騰」

鎖の長さ調整は非常にシビアです。鎖を短くしすぎて「ピンと張った状態」にしてしまうと、常に排水弁が微妙に持ち上がった状態になり、チョロチョロと水が流れ続けてしまいます。

気づかずに放置すると、翌月の水道代が数倍になっていた…というケースも珍しくありません。必ず「少しのたるみ」を持たせることを忘れないでください。

NG③ 適合しない部品(汎用品)の無理な取り付け

「形が似ているから大丈夫だろう」と適当なレバーを買ってきて、サイズが合わないのに無理やりねじ込むのは危険です。水漏れの原因になるだけでなく、タンク側の取付穴を破損させる恐れがあります。

購入前には必ず、タンクの品番(側面やフタの裏に記載)をメモし、適合するかどうかを確認しましょう。

プロに依頼すべき症状の目安と費用相場

ここまでDIYの方法をお伝えしましたが、状況によってはプロに任せた方が結果的に安く、早く解決する場合があります。無理をして被害を拡大させる前に、以下の基準で「業者依頼」を検討してください。気になる費用相場も併せて紹介します。

無理せず業者に依頼すべきケース(サビ・固着・タンク脱着)

以下のような状態であれば、DIYは中止して業者への連絡をおすすめします。

業者依頼の目安
  • ナットがサビついて全く回らない:無理に力を入れるとタンクが割れます。
  • タンクの脱着が必要なタイプ:密結パッキンの交換など高度な技術が必要です。
  • 部品の特定ができない:古いトイレでメーカーや品番が不明な場合。
  • 自分で直す自信がない・工具がない:工具を揃える手間を考えると依頼した方が早いケースもあります。

トイレレバー修理・交換の費用相場(部品代・作業費)

業者に依頼した場合の一般的な費用相場は以下の通りです。

軽微な修理(鎖の調整・交換など)
8,000円 〜 12,000円程度
レバー本体の交換
12,000円 〜 20,000円程度(部品代含む)
タンク脱着を伴う修理
20,000円 〜 40,000円程度

※業者や状況によって異なりますので、必ず作業前に「見積もり」を出してもらいましょう。

業者依頼までの流れと確認ポイント

業者に連絡する際は、電話口で「トイレのメーカー・品番」と「現在の症状(レバーが空回りするなど)」を伝えるとスムーズです。

イースマイルでは、お電話一本で最短20分で駆けつけ、必ず作業前に無料でお見積もりを提示します。「まずは原因だけ知りたい」というご相談でも大丈夫ですので、お気軽にご連絡ください。

トイレレバーのゆるみは早期対処が肝心!

トイレのレバーのゆるみは、単なる劣化のサインに見えて、実は水漏れや動作不良の入り口です。

今回のポイントを振り返ると、レバーが空回りする場合は「鎖」、レバーにガタつきがある場合は「ナット」に原因があるケースが多いです。DIYで修理を行う際は、作業前に必ず止水栓を閉めることが大切で、特にナットは締めすぎるとタンク割れを引き起こす恐れがあるため注意が必要です。また、サビによって部品が固着している場合や、作業に少しでも不安がある場合は、無理をせずプロに依頼するほうが安全で確実といえます。鎖の調整やナットの増し締めなど、自分で対応できる範囲の修理については、症状が軽いうちに早めに対処しておきましょう。

しかし、サビがひどい場合や、適合する部品がわからない場合は、タンクを割ってしまう前にプロに相談するのが賢明です。

イースマイルでは24時間365日、水まわりのトラブルに対応しています。不安なことがあれば、いつでもご相談ください。

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