風呂掃除に必要なグッズは次の通りです。
お風呂掃除グッズは、百均のお店で手軽に用意できます。お風呂をきれいに保つために、一通り揃えておくと良いでしょう。吊り下げタイプのブラシやフックをつけたスポンジを用意すると、収納スペースを取らずに保管できます。
洗剤を使用して掃除する際は、ゴーグル、マスク、ゴム手袋といった保護具を必ず装着しましょう。
特にカビ取りに使用する塩素系漂白剤は強いアルカリ性で、目に入ると失明のおそれや、皮膚に触れると肌荒れを起こすことがあります。カビ取りの際は、完全防備して作業しましょう。
洗剤は、汚れや素材に応じて使い分ける必要があります。また、効率よく汚れを落とすために、スポンジも使い分けましょう。百均のお店で購入できるダイアモンド微粒子入りのスポンジを使うと、うろこ状になった頑固な汚れが落としやすいです。
メラミンスポンジは、傷がつきやすいプラスチックや曇り止めされた鏡、光沢のあるステンレスには使えませんが、こびりついた汚れを落とすために用意しておくと良いでしょう。
スポンジやブラシは、柄が付いた伸縮式のものを用意すると、天井など手が届きにくい場所の掃除に便利です。
風呂汚れの種類は、大きく分けると次の5つです。
汚れの種類によって効果のある洗剤や対処法が異なりますので、それぞれの特徴を押さえておくことが重要です。ここでは、汚れごとの対処法と、効果のある洗剤の選び方について紹介します。
カビ取り剤には、塩素系漂白剤と酸素系漂白剤の2種類があります。カビの対処に効果が高いのは、除菌や殺菌、漂白作用のある塩素系漂白剤です。根を張ったカビや、時間が経った頑固なカビには、塩素系漂白剤を使いましょう。
掃除方法は、カビ取り剤をカビのある箇所へ吹きかけてしばらく置いておきます。汚れがしつこい場合は15分から30分程度置いておきましょう。その後、スポンジでこすって洗い流します。
カビ取りをする際は、他にも重要な注意点があります。
身体を完全に保護して作業すること、換気する事、カビ取り剤を酸性の洗剤と同時に使用しないことです。換気が十分でないと、塩素の臭気や薬剤を吸い込んで体調が悪くなることがあります。
塩素系の洗剤は、酸性の洗剤と混ざり合うと塩素ガスを発生するので、吸い込むと目が痛くなったり、気分が悪くなったりと体調不良を招いてしまいます。カビ取りの際は、必ず注意点を守って作業するようにしましょう。
カビは皮脂や垢、石鹸カスなどを栄養元に発生し、胞子を飛散させて増殖します。カビは高温多湿の環境を好むので、入浴後は、皮脂や垢、石鹸カスなどをシャワーで洗い流し、乾燥させると増殖の予防になります。
ピンク色をした汚れの正体は、ロドトルラという酵母です。カビと同じく、皮脂や垢、石鹼カスを栄養源とし、水気があれば室温程度で繁殖する性質を持っています。この汚れには、弱アルカリ性の重曹が効果を発揮します。
使用する道具は、スプレーボトルに入れた重曹水とスポンジ、ブラシです。重曹水は、水1リットルに対し、重曹を大さじ4杯入れて作ります。
この重曹水をピンク汚れに吹きかけ、スポンジまたはブラシでこすると、きれいに汚れを落とせます。酵母が残っているとすぐに増殖してしまうので、重曹水を用いて完全に除去するようにしましょう。
白いうろこ状の汚れは、水垢です。成分は、水道水のミネラル成分であるカルシウムやマグネシウム、シリカから成る化合物で、付着した水滴が蒸発することで発生します。
カルシウムやマグネシウムは酸に溶けるアルカリ性なので、酸性のクエン酸を振りかけて掃除します。それでも落とせない場合は、酸性洗剤を吹きかけ、スポンジやブラシでこすって落としてください。
酸性洗剤の中に、トイレ用洗剤のサンポールがありますが、こちらはタイルや樹脂を痛める可能性があるため使用しないでください。酸性洗剤は、お風呂掃除専用の洗剤を用いるようにしましょう。
水垢の掃除方法は下記の記事でさらに詳しく解説しているので是非参考にしてみてください。
石鹸カスは、石鹸と水道水に含まれるミネラル成分と皮脂が結び付いたもので、白くザラザラとした汚れです。アルカリ性の石鹸カスは酸性洗剤を吹きかけ、スポンジでこすって落としましょう。
石鹸カスは、時間の経過とともに堆積して落ちにくくなるため、入浴後にシャワーで洗い流すと、固着を防げます。
垢や皮脂は、身体を洗った後に浴室内に付着して、汚れの原因になります。酸性の垢や皮脂に効果を発揮するのは、アルカリ性洗剤と重曹水です。汚れた箇所に吹き付けて、スポンジでこすって落とします。
入浴後は、お湯を抜かずに浴槽の中に重曹を振りかけて、しばらく置いてから流すと、浴槽内の皮脂汚れを簡単に落とせます。
風呂で掃除が必要な場所は、次の8箇所です。
掃除場所によって付着している汚れが異なるため、それぞれの場所に応じた適切な方法で掃除することが必要です。汚れが付着する程度によって、掃除の頻度も変わってきます。ここでは、場所ごとの掃除のやり方や、掃除の頻度について説明します。
汚れがこびりついた浴槽は、重曹ペーストとクエン酸でお掃除しましょう。浴槽内に付着しがちな垢や皮脂汚れは重曹ペースト、浴槽の縁に付着した水垢はクエン酸を使うと、きれいに落とせます。
重曹ペーストは、重曹と水を3:1の比率で混ぜ合わせてペースト状にして作ります。
作ったペーストを汚れが付着している箇所に塗布し、30分程度置いたら、スポンジでこすりシャワーで洗い流します。
ペーストが垂れると効果が小さくなるので、垂れない程度の粘りで作りましょう。塗布した場所をラップで覆って垂れるのを防ぐと、しっかり汚れが落とせます。
浴槽の縁は、クエン酸を吹きかけたあと、スポンジでこすりましょう。
週に1回程度、入浴した後に、重曹を浴槽内のお湯に溶かして漬け置きすると、手軽にきれいな状態を保てます。残り湯が温かいうちに重曹をふりかけて混ぜるだけなので、大きな手間をかけずに掃除ができます。
このとき、洗面器などの小物類を浴槽へ入れておくと、浴室の小物もきれいになります。一晩つけ置きした後、水を抜いてシャワーで洗い流し、適宜スポンジでこすって汚れを落としましょう。
天井は、湿気によってカビが発生することがあります。天井からカビの胞子が飛散すると浴室全体に繁殖してしまうため、定期的に掃除することが必要です。カビ取り剤を天井に拭きかけると、薬剤が降りかかって危険なので、柄付きのワイパーを用いて掃除するようにしましょう。
ワイパーのシートにカビ取り剤をスプレーしてこすり、30分程度経ってからシャワーをかけると、カビを落とせます。洗い流した後は、残った水分を拭いて乾かしておくと、カビ発生を予防できます。
シートに付いた洗剤に触れないようにするため、必ずゴーグル、マスク、ゴム手袋を装着してください。また、必ず換気しながら作業しましょう。
天井の掃除は、月1回が目安です。天井の換気扇にも汚れが溜まりますので、年に1回の頻度で、部品を外して漬け置きし、フィルターについた埃を取り除きましょう。
壁に付着する汚れは、石鹸カスや皮脂や垢です。白いザラザラした石鹸カスは、酸性洗剤やクエン酸を用いて掃除します。
酸性の皮脂や垢による汚れは、アルカリ性洗剤や重曹が有効です。壁にぬるま湯をかけ、それぞれの汚れにあった洗剤を付けたスポンジでこすってから、洗い流してください。
アルカリ性洗剤と酸性洗剤は混ぜると危険なため、両方の洗剤を一度に用いて掃除することは避け、別の日に分けて作業しましょう。
壁を掃除する頻度は週1回が目安ですが、毎日の入浴後に壁をシャワーで流しておくと、汚れのこびりつきを減らせます。浴室の温度が高いままだとカビが繁殖しやすいため、ぬるま湯で流した後、冷水をかけて浴室の室温を下げるようにしましょう。
浴室の床は、石鹸カスや皮脂や垢の汚れがたまりやすい場所です。壁と同様に、それぞれの汚れに適した洗剤を使用し、日にちを分けて作業しましょう。
普段の掃除は、お湯をかけてブラシでこすり、シャワーで洗い流すことで行います。週1回を目安に、オキシクリーンなどの酸素系漂白剤を用いた床の「つけ置き洗い」がおすすめです。
排水口に水の入ったポリ袋で栓をしてから、酸素系漂白剤を溶かしたお湯を床全体に行き渡らせて、つけ置きます。2時間ほど置いて栓を外し、ブラシでこすってからシャワーで流しましょう。
排水口の汚れは、主に髪の毛や皮脂、石鹼カスです。汚れがたまるとヌルヌルとしたヘドロが生じたり、ニオイを発したりするので、こまめに汚れを取り除くことが大切です。できれば毎日、少なくとも3日に1回は髪の毛を取り除きましょう。
排水口は、ゴミを取り除き、目皿などのパーツを漂白剤でつけ置きして掃除します。つけ置きしている間に、重曹ペーストを排水口周りへ塗布し、ブラシでこすって汚れを落とします。
パーツを2時間ほどつけ置きした後に、シャワーで洗い流しましょう。パーツを戻せば掃除完了です。
排水管のつまりを防止するために、月に一度はパイプ用洗剤で配管を掃除しましょう。排水管のつまりが生じた場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
鏡や蛇口汚れの主な原因は、アルカリ性の水垢です。基本的には酸性のクエン酸を用いて掃除します。スポンジにクエン酸を付けて汚れた場所をこすり、シャワーで洗い流します。掃除後に水分をしっかりと拭き取ると、水垢の発生が予防できます。
粉状の水垢は、重曹を付けたスポンジでこすって落としましょう。頑固な水垢は、クエン酸を吹きかけた上からキッチンペーパーを被せ、その上をラップでカバーして30分ほど放置します。
放置後、ラップとキッチンペーパーを外してシャワーで洗い流すと、汚れを簡単に落とせます。
ただし蛇口など金属製の部品は、長時間クエン酸に触れると腐食が進んで傷む場合があります。蛇口をクエン酸で掃除した場合は、時間を置かずに洗い流すようにしてください。頑固な汚れはメラミンスポンジで掃除しましょう。
シャワーは、ヘッド部分の穴に水垢汚れがたまると、水の出る方向が乱れたり、出が悪くなったりしてしまいます。シャワーヘッドに洗剤を付け、つまようじで穴を掃除すると、つまり防止につながります。
月に1回を目安にシャワーヘッドを分解して、クエン酸を溶かした30~40℃程度のぬるま湯につけ置きすると、細かい部分の汚れを落とせます。
浴槽の側面をカバーしているパーツをエプロンといいます。お手入れしにくい場所ですが、エプロンにも、皮脂汚れや水垢、石鹼カス、カビによる汚れが付着しています。外した時は、徹底的に汚れを取り除くと良いでしょう。
掃除するときは、まずはエプロンを外し、お湯を掛けておきます。スポンジにアルカリ系洗剤をつけて、皮脂汚れをこすり落としましょう。スポンジでこすってカビが発生している場合は、カビ取り洗剤を吹きかけて放置します。
その後スポンジでこすり、シャワーで洗い流します。ある程度エプロンが乾いたら水気をしっかり拭き取り、元に戻します。エプロンの掃除は、年に2回を目安に行うと良いでしょう。
風呂をきれいに保つために日常的に行っておきたいことは、次の3つです。
湿気はカビの原因になることから、入浴や掃除の後は水気を切ることが重要です。換気を常時行うことも、湿度を下げることにつながります。
汚れを放置すると、落としにくい頑固な汚れになったり、カビが増殖したりと、掃除に手間がかかってしまいます。つまり、掃除の負担を軽くするために最も有効なのは、日常的に掃除することです。
一人暮らしでシャワーだけで済ませていると「あまり汚れていないはず」と思っている人もいるのではないでしょうか?しかし、毎日入浴していると、シャワーだけでも垢や皮脂汚れは溜まっていきます。
こすらないで汚れを落とせる洗剤を活用すると気軽にお掃除ができますので、なるべくこまめに掃除することをおすすめします。大がかりな掃除の手間を省くため、風呂をきれいに保つために日常で行いたいお手入れを紹介します。
浴室に残った水気は、水垢やカビの発生原因になります。入浴後や掃除後は、しっかりと水切りを行いましょう。壁や床に残った水気は水切りワイパーやタオルで拭き取り、蛇口や鏡の水気もタオルで拭き取ると水垢を防止できます。
また、浴室の温度が高いとカビの繁殖に繋がるので、入浴後や掃除後には冷水を浴室全体にかけて浴室温度を下げると良いでしょう。
こまめに掃除することが、風呂をきれいに保つ上で最も重要なことといえます。軽い汚れでも、落とさないで溜まっていくと、除去するのに苦労するカビが発生して不衛生な状態になってしまいます。
汚れに気が付いたらその場で掃除するのが望ましいでしょう。特に、入浴後は浴室の温度が高いため、汚れが柔らかくなっています。汚れが落としやすいタイミングを逃さずに掃除しておくとよいですね。
排水口に髪の毛がたまると石鹸カスなどが絡ってしまうので、毎日ゴミを取り除くと汚れを軽減できます。そのついでに、排水口をスポンジでこすると、石鹼カスや水垢、皮脂汚れの掃除が大幅に楽になるでしょう。
毎日お風呂掃除することは大変だと思うかもしれませんが、結果的に手間のかかる掃除の負担を減らすことに繋がります。
浴室の湿気が多いと、カビが増殖しやすい環境になってしまいます。また、浴室の湿気が他の部屋に移ると、家全体の劣化につながります。そのため、浴室の換気扇は常に回すようにしておくことが望ましいでしょう。
換気扇を回すときは、ドアや窓を締めた状態で行うと、効率よく換気することが可能です。換気扇がついていない場合は、窓を開けて換気しましょう。窓が複数付いているなら、数カ所開けることで空気の入れ替わりをスムーズに行えます。
風呂の汚れは、皮脂や垢、石鹸カス、ピンク汚れ、カビなど様々です。風呂をきれいに保つためには、まずは汚れについて理解を深め、それぞれにあった方法で掃除することが重要です。場所によって付着しやすい汚れも変わってくることから、汚れを見極めて対応する必要があります。
風呂の汚れがたまると、蓄積した汚れや増殖したカビの除去に手間が掛かるので、こまめに掃除することが大切です。
ただ日常的に掃除していても、お湯が出ない、水が流れないといったトラブルが発生することがあります。給湯器が不調を起こしたり、排水管がつまったりした場合は、業者に対応してもらうと解決できます。
イースマイルであれば、年中無休で24時間対応可能なので、急なトラブルが起きた時にもすぐ相談可能です。出張、見積は無料、深夜早朝割増やキャンセル料不要の上、作業前に見積してくれるので、料金に不安がある人も安心です。
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