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給湯器エラー710を今すぐ解決したいあなたへ!原因や対処法を解説:イメージ
エラーコード 更新日:2024年9月30日

給湯器エラー710を今すぐ解決したいあなたへ!原因や対処法を解説

給湯器を使用していると、リモコンに「710」と表示されることがあります。もしくは今まさに表示されて、困っているのではないでしょうか?710エラーが発生すると、お風呂や暖房に支障をきたすため、早急な解決が必要です。なぜかというと、お湯が出なくなってしまうから。特に冬だと死活問題ですよね。

そこで今回の記事では、給湯器でエラー710が発生した場合の対処法や原因について解説していきます。

給湯器の交換目安、修理や交換にかかる費用なども併せて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
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給湯器エラー710とは?

error 710が表示された給湯器のリモコン
給湯器に表示された「710」は、エラーコードの一種です。ただ、数字だけでは意味が分かりませんよね。表示されるコードによって意味も対処法も違うため、あらかじめ理解しておく必要があります。

「710」は、使用している給湯器内部の燃焼制御回路や電装基板に、不具合が発生していることを知らせるコードです。ちなみに「71」と表示される給湯器もありますが、これはメーカーによる違い。例を挙げるとノーリツは「710」で、リンナイは「71」と表示されます。

給湯器エラー710で起こること

それではエラー710が表示されると、どういう症状が発生するのでしょうか?代表的なものでいうと、以下が挙げられます。

  • 給湯器が作動しない
  • お湯が出なくなる
  • 床暖房が使用できない

朝の洗顔やお風呂に入ったり洗い物をしたりする時など、お湯が出ないと困りますよね。お湯が使えないことに気づいたら、エラー710を疑ってください。リモコンに「710」(もしくは「71」)と表示されるので、確認しましょう。

給湯器エラー710が発生した原因

エラー710は、一時的なものもあれば故障の場合もあります。自力で処理するか、業者に依頼するかは内容次第。したがって対処するには、原因を特定しなければいけません。

主なエラー710の発生原因は、以下の通りです。

  • 燃焼制御装置の故障
  • 使用する環境の影響

それぞれ詳しく解説していきましょう。

燃焼制御装置の故障

エラー710は、燃焼制御装置(電装基板)の故障が考えられます。部品が破損していたり時間経過で劣化したりで、正常な動作が行われません。給湯器が異常を検知して、エラー710がリモコンに表示される仕組みです。

燃焼制御は給湯器の使用に不可欠な機能。湯船に張る水量や温度の設定などができるのは、燃焼制御装置のおかげです。日常生活に支障が出ることはもちろん、修理や交換に時間がかかるため、早急な対応が必要となります。後述する自力の復旧作業で直らないのであれば、燃焼制御装置の故障と考えていいでしょう。

使用する環境の影響

エラー710が表示されるのは、故障だけではありません。気温の急激な変化や天候によって、給湯器に影響を及ぼします。ただし、機械自体が破損しているわけではありません。したがって復旧作業を行えば、すぐに使えるようになることが多いです。

特に冬などの寒い時期は、「給湯器の凍結」「給湯管の凍結」などがエラー710に繋がります。ただ、気温が上昇するお昼頃に、給湯器が復旧することもあるようです。

復旧作業をして直らないからといって、慌てて業者へ連絡するのではなく、外気が暖かくなるのを待ってみましょう。他にも台風や大雨だと、給湯器内部に水分が侵入することでエラーが発生します。

給湯器を外に設置している家庭は、常時外気に晒されているはずです。影響を受けやすいため、時期によっては頻繁にエラー710が発生することを理解しておきましょう。

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給湯器エラー710を対処する方法

電球と人差し指の写真
ここからは実際にエラー710が発生したときの対処法を紹介していきます。分からないからといって放置しても改善しません。かといって自分で直せるのに、業者を呼んでも無駄な費用が発生するだけ。まずは家庭でできる対処法を試してみてください。一時的なエラーであればすぐに復旧が可能です。

それでは最初に、自力でできる簡単な復旧方法を2つ解説していきます。

対処法1.リモコンの電源をリセットする

リモコンの電源をリセットすると、エラーが直ることがあります。方法は以下の手順です。

リモコンの電源をリセットする方法
  1. 給湯器の使用をすべて中断する
  2. 運転を停止させる
  3. リモコンの電源を「OFF」にする
  4. リモコンおよび給湯器の電源が消えたことを確認
  5. リモコンの電源を「ON」にする
  6. エラー710の表示が消えたことを確認
  7. 給湯器を使用して、お湯や暖房が利用できるか確認

上記手順で再度エラー710が表示されなければ、問題なく使用できます。もし何度もエラー710が発生するなら、燃焼制御装置および電装基板が故障しているかもしれません。その場合は、修理や交換の検討が必要です。

対処法2.コンセントプラグを抜いてリセットする

リモコンではなく、給湯器本体をリセットさせる方法でもエラー710は復旧できます。以下の手順で実施してみてください。

給湯器本体をリセットさせる方法
  1. 給湯器の使用をすべて中断する
  2. 運転を停止させる
  3. 給湯器のコンセントプラグを抜く
  4. 5分ほど放置しておく
  5. コンセントプラグを差し直す
  6. リモコンにエラー710が表示されていないか確認
  7. 給湯器を使用して、お湯や暖房が利用できるか確認

給湯器が外に設置されている場合は、むやみにコンセントを差し抜きしないようにしましょう。なぜなら雨が降っていたり結露でプラグが濡れていたりすると、漏電や感電の危険があるからです。

また異音やガス漏れなど、明らかに故障の跡が見られるときも、自分で作業してはいけません。安全な状況であることを確認してから、作業するようにしてください。

対処法3.業者に連絡する

対処法1および2は、家庭でもできる簡単な対処法でした。しかし故障や破損が原因だと、自力ではどうにもならないこともあるでしょう。対処法1および2を試しても復旧しないときは、業者に連絡してください。

「どのような状況に業者へ依頼した方が良いか」を以下に挙げておきます。

  • 電源のリセットやコンセントプラグの差し抜きで復旧しない
  • 給湯器の使用中に異音がする
  • 給湯器本体が焦げ臭い、もしくは煙が出ている
  • ガス漏れしている
  • 原因が分からない

間違っても機械を分解したり、見よう見まねでいじったりしないようにしてください。さらなる故障に繋がるだけでなく、保証適用外になる可能性もあります。修理が必要だと感じたら、速やかに業者へ連絡しましょう。

給湯器エラー710を修理できる業者

水道業者の写真
業者に連絡すると一言にいっても、選択肢は多種多様です。どこに連絡するか迷うことでしょう。そこで業者の特徴や、メリット・デメリットなどをまとめました。業者へ依頼する際の参考にしてください。

使用している給湯器メーカー

まずパッと思い浮かぶ業者といえば、現在使用している給湯器のメーカーですよね。給湯器メーカーに修理依頼する最大のメリットは、なんといっても「信頼感」でしょう。

メーカーが取り扱っている機械ということもあり、修理や専用部品の手配も迅速。何か不明な点があっても、相談しやすいです。さらに保証期間中だと無償になることもあります。不具合の発生が購入から浅いなら、メーカーに相談してみましょう。

ただし費用が発生する場合は、設定料金が高めなのは否めません。また部品や各種付属品が、メーカー専用のものしか取り扱っていないのも注意が必要です。

ガス会社

ガス会社もメーカー同様、修理の依頼が可能です。現在契約しているガス会社へ連絡することになるので、スムーズなやり取りができます。誰でも知っているような大手ガス会社もありますし、安心して修理の依頼ができるでしょう。連絡先は毎月支払っているガス料金の明細を確認してください。

ただ田舎などの地方になると、大手ガス会社がない場所もあります。有名じゃないから信頼できないということではないですが、安心感には欠けるかもしれません。しかし給湯器の取り扱いも専門としていますから、地方のガス会社であっても問題ないですよ。心配であれば、口コミや評判を確認したりするのも良いでしょう。

給湯器専門業者

給湯器専門業者は、安価で取り扱っているメーカーも多いのがメリットです。なるべく費用を安く済ませたい方におすすめ。

また給湯器を交換する場合にも、大きな利点があります。ガス会社は自社で取り扱っている製品のみ、メーカーはメーカーの給湯器しか選べません。

対して給湯器専門業者は、複数の製品から選択することができ、なおかつ安価に提供してくれます。「メーカーの保証期間が過ぎている」「給湯器のメーカーを変更したい」といった場合は、給湯器専門業者に依頼した方がお得です。

デメリットとしては、信頼感に欠けるところでしょう。安易に依頼すると、悪徳業者に当たるリスクもあります。いわゆるボッタクリや雑な作業をされる可能性があるということですね。

給湯器エラー710の具体的な修理内容はどんなもの?

エラー710の発生は、基本的に電装基板の故障で間違いありません。したがって修理内容は、「電装基板の交換」になります。また機種やメーカーによっては、「電装基板」ともう1つ「電源基板」が組み込まれていることもあるでしょう。その場合は両方交換することになるので、費用が高くなります。

ただし電装基板の交換だけで直ることもあれば、別の不具合が発覚するケースもあります。例えば、循環ポンプやセンサー類の故障などです。「電装基板だけだと思ったら、他の箇所も多数壊れていた」なんてこともあり得ます。そうなると修理費用は、どんどん高額になっていくでしょう。

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給湯器エラー710の修理にかかる費用はどれくらい?

電卓で計算する男性の写真
エラー710を業者に修理してもらう際、いくらくらいかかるか気になりますよね。修理内容や故障した部品によって変動しますが、だいたい15,000円〜60,000円ほどで対応してもらえるでしょう。具体的な金額は、以下に記載しているメーカーの相場を参考にしてください。

不具合箇所 金額
燃焼系 約17,000円〜33,000円
電装系 約6,000円〜46,000円
安全装置系 約7,500円〜58,000円
水制御系 約10,000円〜35,000円
操作リモコン  約16,000円〜38,000円

 

メーカーやガス会社に比べると、給湯器専門業者は安価に済むことが多いです。どこに依頼しても問題はありません。自分が使用している給湯器や予算などを考慮して、選択すれば良いでしょう。

ただし給湯器専門会社の中には、悪徳業者が存在することもあります。金額相場を知らない人の中には、悪徳業者のぼったくり価格を鵜呑みにしてしまうかもしれません。上記金額を参考にして、明らかにおかしいなと思う業者は避けてください。

必要であればメーカーやガス会社にも修理の見積もりをお願いして、金額の比較も検討すべきです。

保証期間内であれば修理費用は無料の可能性も!

給湯器にも当然、保証期間が設けられています。購入して間もなかったり保証期間内であれば、部品の交換や修理が無料になるので、メーカーに必ず確認してください。

また給湯器本体の保証期間は、1〜2年程度。ただし使用されている一部の部品は、別途で保証期間が設定されていることがあるのはご存知でしょうか?。その中にエラー710の故障原因となる「電装基板」が含まれています。電装基板を交換することになった時は、給湯器本体とは別で保証期間がどれくらいなのか必ず確認しましょう。

保証期間は、購入時に付属している保証書や取り扱い説明書などで確認できます。どこに書いてあるか分からないという場合は、購入したメーカーに問い合わせてみましょう。

保証期間内でも無料にならない例外もあります。代表的なものだと「落雷」による故障です。もし給湯器を購入した直後に、運悪く雷が落ちて壊れても、無料で修理してもらえません。したがって落雷での故障と断定された際は、保証期間内であっても修理が有償になることを覚えておきましょう。

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使用期間が長い場合は交換を検討する

給湯器の写真
給湯器の使用期間が長く、エラー710が「直らない」もしくは「頻繁に発生する」なら、交換を検討すべきです。10年以上経過しているものは、専用の部品が無くなっていることもありますし、次々に部品の寿命がやってきて修理や維持費が無駄にかかってしまいます。以下に該当する項目があるなら、交換が必要かもしれません。

  • 給湯器の使用期間が10年以上
  • 水がお湯に変わるまで時間を要する
  • お湯が設定温度にならない
  • お湯の温度が安定しない
  • 給湯器の使用中に異音がする

修理で十分な場合の項目も、以下に記載しておきます。

  • 給湯器の使用期間が10年未満
  • 保証期間内
  • 不具合がすぐに直る
  • 給湯器以外が原因の場合
  • 部品の交換だけで直る

基本的には「使用期間が10年を超えるかどうか」を基準にすると良いでしょう。なぜなら給湯器の寿命が10年ほどとされているからです。使用期間で判断がつかないと思ったら、該当する項目が多い方を参考に、修理か交換を検討してみてください。

給湯器の交換にかかる費用の相場は?

交換するか修理するかの目安として、費用で決めたいという方もいるでしょう。費用の内訳は、給湯器本体の金額と工事費です。さらに給湯器の交換は「号数」で金額が変わります。よって自宅で使用する給湯器の号数を確認してください。

例として、一般家庭で使用されることの多い「20号」の費用相場は以下の通りです。

給湯器の種類 交換費用
給湯器専用 80,000円〜150,000円
オートタイプ 120,000円〜350,000円
フルオートタイプ  140,000円〜400,000円

 
正確な費用を知るためには、必ず事前に相談する業者に見積もりをとりましょう。

業者の選び方についてはこちらの記事で詳しく解説していますので是非参考にしてみてください。

給湯器の交換にかかる時間は?

給湯器の交換にかかる時間も知っておきたいポイントです。時間帯によっては給湯器が必要になりますし、交換のタイミングを調整しなければいけません。一般家庭にあるタイプなら、2〜3時間で完了することが多いです。

ただし床暖房や浴室乾燥を設置されている家庭は、「熱源機」を交換しなければいけません。したがってもう少し時間がかかることを理解しておきましょう。また取り付ける場所や建物の構造次第では、さらに時間を要する場合もあります。交換を予定する日は、1日空けておくと急なトラブルにも対応できるでしょう。

まとめ

まとめのイメージ写真
本記事では「給湯器エラー710」に関する情報をお届けしました。エラー710は給湯器によくあるトラブルです。そしてお湯や暖房に関する部分のため、早急に直さないと死活問題になります。まずは慌てず、今回紹介した復旧作業を行いましょう。

それでも直らなかったり異音や異臭で故障が分かっていたりする場合は、業者に連絡して修理もしくは交換を検討してください。費用が必要になる際は、必ず給湯器本体や部品の保証期間を確認しましょう。保証期間内であれば、無料で済むこともありますよ。

くれぐれも修理費用を浮かしたいからといって、業者じゃない人が分解したり自力で直そうとしたりしないようにしましょう。さらなる故障や修復不可能になったりすることもあり、余計な費用がかかります。どうしようもない時は、素直にメーカーや業者に連絡してください。

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