水道や電気、ガスなど生活に必要なライフラインが壊れたときには、すぐに直したいところです。しかし、慌てて業者を探して選定もせず修理依頼をすることは得策ではありません。
しっかりと修理業者を選ばないと、他の業者の方がもっと安かった、ときには作業後に再修理が必要などあまり評判の良くない業者に頼んでいたことが後からわかることもあります。
水まわりのトラブルがおきたら、業者に修理を依頼する前に以下のポイントを押さえることで、基本的には被害が大きくなることはありません。
水まわりの故障は冷静さを欠いてしまいがちなトラブルですが、そんな時こそ慌てずに対応しましょう。
水漏れしている場合には、直ちに応急処置をしましょう。排水のパイプや給水などからの軽度の水漏れであれば、活躍するのが水漏れ専用の補修テープです。
なかでも有用なのが自己融着テープ、水道用ラップテープ、防水補修テープです。
補修テープを使用する前は、止水栓や元栓を必ず閉めてから作業を行いましょう。シウ視線は時計回りに回して閉めることができます。補修箇所に汚れや異物が付着していないかを確認し、拭き取った後テープを巻き付けることで融着力の低下を防ぐことができます。
補修テープはそれぞれ500円~安価で購入することが可能です。ただし、つまりが原因の排水管からの水漏れなどでは水が止まらないこともあります。バケツや雑巾を使って、被害が拡大しないよう配慮をしましょう。
1つめの自己融着テープは真っ直ぐな配管に巻き付けて使用します。耐水性、耐湿性、絶縁性に優れているので、水漏れの補修に最適です。テープを引き伸ばしながら重ね巻きを行い巻き終わりに全体を指圧してしっかりと圧着するというシンプルな作業で補修を行うことができます。
2つめの水道用ラップテープは、排水管からの水漏れに使用をするアイテムで、料理用のラップのようにテープ同士が密着します。粘着剤が使われていないため、作業中に手がべたつくこともなくおすすめです。
その反面、吸着力が弱い点もあるので勢いの強い水漏れには注意が必要です。
3つめの防水補修テープは配管のひび割れなど小さな隙間からの水漏れに使用します。
ガムテープのようですが、高い防水性と伸縮性を持っているのでカーブのある管や細かい部分にも簡単に貼ることが可能です。なかにはシートタイプもあり、使い勝手のよい製品です。
故障箇所につながる水道管には止水栓が備えつけられています。蛇口の根元から水が吹き出しているなどの場合には、その蛇口に給水する止水栓を止めると噴き出す水は止まります。
止水栓が見つからないときには、その住戸に水を送っている給水管につけられた元栓を閉めましょう。これでほとんどの水漏れは止まります。
水漏れが収まったことが確認できたら、すみやかに修理業者を呼びましょう。また元栓を閉めると、家中の水道が全て使えなくなります。
キッチンでの水漏れでも、トイレが使えないようになってしまうので注意しましょう。
マンションや賃貸の場合には、忘れず管理会社に連絡をしましょう。マンションなどの集合住宅の場合、水漏れが下の階に影響を及ぼす可能性もあります。
これは階下に状況を知らせるためにも必要なことです。また、賃貸の場合には、「こういう症状が居住中にあった」ということを把握しておく必要があります。そのため、必ず電話して詳細を話しておきましょう。
電話をすることで、管理会社から修理業者の斡旋をされる可能性があります。所有・賃貸にかかわらず、老朽化による水漏れなど、住人に過失のない場合はたいてい管理会社や貸主に修理の責任が生じます。
そのような場合、管理会社とこまめに連絡を取り、今後のスケジュール等について確認しましょう。また万が一、階下に浸水してしまった場合、損害賠償が発生することがあります。
そんなときは、マンション購入や賃貸契約の際に加入する火災保険が利用できることもあります。保険を適用できないか、すみやかに保険会社へ連絡して対応してもらいましょう。
加害者・被害者になった時の対処法についてはこちらの記事で解説していますので併せて参考にしてみてください。
ここでは水道修理にかかる「作業料金」の相場についてまとめていきます。
ただし、業者は故障の状態を一から十まで見た上で、材料の発注や工賃の計算を行います。すべての工事が紹介する相場内に収まるわけではありません。
相場はあくまでも参考として、詳しい金額は見積もりを出してもらうのが一番です。見積もりに疑問や質問がある場合には、必ず問い合わせましょう。
お風呂の水漏れやつまりの場合、基本料金の相場として3,300円から11,000円を想定するといいでしょう。もちろん修理箇所の状態にもよりますが、先にあげた相場に諸経費などがプラスされた額が請求されます。
イースマイルではいずれも無料ですが、水道業者によっては出張料や深夜早朝の割増に費用がかかることもあるので電話をかけた時点で聞いておくと安心です。
お風呂の水道修理と同様にキッチンの水漏れやつまりの基本料金は、4,400円から11,000円程度が相場です。水道の蛇口が壊れているなどの場合、そのパーツ自体を交換しなければなりません。
その際、交換パーツ本体の料金と工賃が上乗せされます。また、つまりの解消のためにローポンプやトーラー機を使用しての対応には、相場が大きく上がることもあります。
一方でパッキンの劣化やハンドルなど部品交換で済む場合は比較的価格は安いです。こちらは商品にあったパッキンとドライバー、レンチなどがあれば自分で作業することもできます。
トイレの水漏れやつまりの場合も、基本料金の相場は4,400円から11,000円です。
ただし、便器内の奥深くでつまっている場合には、便座の交換が必要となることもあります。その場合は25,000円程度上乗せされます。
トイレの老朽化が考えられる場合、部品交換で対応してもすぐに別の部品が不具合を起こす可能性があります。10年以上使用しているものであればリフォームを視野に入れてもよいでしょう。
洗面所に関しても同様に、水漏れやつまりでは4,400円から11,000円の基本料金が相場です。修理箇所が排水管におよぶ場合では、15,000円程度かかることもあります。
大きな出費となる水道修理だからこそ、業者選びは失敗したくないものです。そんなときにチェックすべきポイントについてまとめました。
ただし、業者を選んだ後にも、チェックすべきポイントがあります。
多くの業者は作業に取り掛かる前に簡単な工事の概要を説明してくれます。説明なしに工事に取り掛かった場合には質問をして、どのような作業なのか把握しておきましょう。
見積書に記載のない部品交換など、不審な点はその場で解消しておくのが一番です。どの段階でも積極的に関わって、トラブルに見舞われないように努めましょう。
インターネットで、「会社名 評判」で検索すると、レビューがたくさん出てきます。その中でも、できるだけ実名のレビューを参考にしましょう。匿名のレビューは根拠のない誹謗中傷やステマである可能性も否めません。
実名のレビューで、工事の不満を具体的に述べているものがあれば、匿名のものよりも信用して参考にできます。
さらに、そのレビューに対して事業者が返信をしている場合などには、事業者がしっかりとその件について受け止めている証拠です。
また、知り合いに水道修理業者の方がいれば、その人に聞いてみるという手もあります。業界内での評判ほど信用できるものはありません。過去になにか問題のあった会社のことなどもわかります。
そしてご近所さんにおすすめの業者を聞くのも有効です。一人だけではなく、なるべく多くの人に聞いてみると、地元に根づいた腕のある業者を紹介してもらえるかもしれません。
このように、インターネットだけでなく、実際に対面で話を聞くなどして、より多くの評判を集めてから判断するのがおすすめです。
水道局指定工事店であるかどうかは、その業者が悪質かどうかを見極める大きな材料になります。水は人間にとって命に関わる大切なものです。
そのため、水道局など自治体の水道事業者は、水のトラブルが発生した際、水道法に則って適切な作業が行える業者を水道局指定工事店に認定しています。認可を受けていることで、不認可事業者では扱うことのできない公共工事も行うことが可能です。
それは必然的に技術や機材が整っているということも意味しており、まさしくプロフェッショナルな仕事をしてくれるでしょう。
とはいえ、水道局指定工事店であってもトラブルは起こる場合もあります。しかし水道局指定工事店の場合はアフターサポートが充実していることが多く、たとえば工事中の不慮の事故などにもしっかり対応してくれます。
水道局指定工事店に指定されている業者であれば、安心して工事を依頼できるでしょう。ただし、水道局指定工事店といえども確認は必要です。通常、水道局指定工事店は上水道と下水道の二種類の指定を受けています。
なかには上水道の指定しか受けていない業者も存在します。上水道の指定を受けるために必要なのはペーパーテストだけのため、なかには技術が伴っていない業者も存在します。依頼の前に、必ず上下水道の指定を受けていることを確認しましょう。
相見積もりとは「複数社に見積もりをお願いする」ことです。
面倒に思えますが、相場がわからない場合、このひと手間が役に立ちます。見積もりが高すぎたり、低すぎたりする場合には、よく見積もりを確認して、何が原因でその値段になっているのか検討しましょう。
たとえば、大半の企業が同じ金額なのにこの業者だけ高いという場合では、不要な部品交換を行っているということも考えられます。
反対に他の業者が見落とした修理箇所をその業者だけ見つけたということもあるでしょう。
もちろん、多くの業者が同じ判断をしている点から見れば、その可能性は低いです。そのため、高額な見積もりを出す業者を候補リストから外すことも選択肢のひとつでしょう。
このような疑問が生じた場合には放っておくのではなく、「他の業者がここの故障を指摘しているけれど、実際どうなのか」ということを質問して、回答を得たり、もう一度見積もりに呼んでチェックしてもらったりした方がいいでしょう。
また見積もりが他社と比べて安すぎる場合にも注意が必要です。
安すぎる業者には、その値段にしなければならない理由が必ずあります。技術力が足りない、作業スピードが遅い、アフターサービスなど対応が悪いなど、その金額でなければ仕事が取れないさまざまな理由が挙げられるでしょう。
見積もりが一番安かったという理由だけで業者を選んだが、最終的に提示された以上の高額な料金を請求されたという例も見受けられます。
適正価格を払って適正な修理をしてもらうことで、業者と依頼者の両方が満足のいく取引になるように、あまりにも安すぎる業者に頼んで不要なトラブルに巻き込まれないようにしましょう。
また、出張費と時間外費用については詳しく確認しましょう。出張見積もりが無料であっても修理時の出張には出張費がかかることもあります。
このように業界内では当たり前のことでも、依頼する側からすると少々ややこしいシステムが存在します。
時間外についても同様で、作業料金は安くても、時間外費用をプラスしたら高額になったというケースもあります。そのため、時間外の作業にかかる費用についても、問い合わせておくといいでしょう。
対応から業者を見極めることも必要です。たとえば見積もりを出すことを嫌がる業者は避けるようにしましょう。多くの水道工事業者では見積もりは無料で行っています。
もちろん見積もり後に詳しい見積書を送ってもらうことも可能です。見積もりをとらず作業を開始となれば、適切な料金なのかどうかも不明ですし、後々、高額料金の請求といったトラブルに見舞われるおそれもあります。
そのため、金額だけではなく、見積書の内容にも目を通しましょう。「水道工事一式」などといった曖昧な見積書では、工事内容をはじめ、どんな作業にどれだけの料金が必要なのかも分かりません。
見積書は業者を選定する際に必須のアイテムです。少しでも出し渋る素振りが見えたら、依頼する業者の候補から外すことを考えましょう。
出張見積もりを依頼するなら、電話がおすすめです。メールで対応してくれる業者もありますが、電話なら回答をすぐ得られますし、疑問にもその場で答えてもらえます。
ここで気をつけたいのが、電話口での対応です。高圧的な応対をされるなど、少しでも不審感を感じた場合には、別の業者にあたることも考えましょう。
また、営業時間外だった場合、時間外料金が発生する可能性もあります。時間外料金や出張費の有無は必ず確認しましょう。
出張見積もり時にも、業者の対応には気を配りましょう。挨拶、身だしなみ、言葉遣いなど、当たり前のことですが、このような小さな点にこそ普段の姿が現れます。
あまりにも粗暴な言動や、それどころか挨拶すらないようでは、工事を任せることに不安が残ります。逆にマナーもしっかり守って丁寧に説明してくれる作業員の方であれば、安心です。
さまざまなポイントをチェックして、ようやく工事をお願いしたいと思える業者が見つかっても、水道工事を行う場所が対応エリア外であれば依頼を受け付けてもらえないこともあります。
受け付けてもらえても出張料金などとして請求されることもあるでしょう。作業料金が相場でも、出張料金がプラスされることで予想外の金額を請求されることも考えられます。
また、テレビなどのメディアで広告を出しているような大手業者に依頼したとしても、実際に駆けつけてくれるのは地元の水道業者ということもあります。
これは地元の水道業者が大手業者と下請契約をしているためです。
過去に一度、大手業者に依頼をしたことがあるなら、次から大手業者を経由する必要もありません。直接、地元の水道業者に連絡しましょう。大手業者が間に入っていない分、前回よりも安く修理をしてもらえる可能性もあります。また、緊急時などにもすぐ対応してもらえるので安心です。
修理をしたからといって、その後、二度とその部分が壊れないわけではありません。パーツを交換した場合はともかく、一度壊れた箇所はそれなりに強度が弱くなっているものです。修理後に同じ箇所から同様の症状が現れることもあるでしょう。
そのため、アフターサポートが充実しているかどうかの確認は必ず取りましょう。中には修理後の破損をオプションで対応していることもあります。さまざまな点を考慮して損をすることのない業者を選びましょう。
水道業者の利用はそれほど多くはないものです。だからこそ、不具合が発生したときに冷静でいるのは難しいかもしれません。いざというとき慌てないためにも、日頃から地元の水道業者を調べておくことをおすすめします。
水まわりのトラブルは迅速に解決したいものです。あまり起こることのないからこそ、落ち着いて対処しづらいですが、慌てて業者を選んでも、得なことはひとつもありません。
トラブルに見舞われたときにこそ、冷静に選択肢を増やしていきましょう。いくつかのポイントを挙げて、業者選定についてお話ししましたが、特に重要なのは「複数社に見積もりを取る」ということです。
緊急を要したり、夜間対応が必要だったりと、状況によっては相見積もりを行っている暇がないこともありますが、業者選定には見積書は欠かせません。平時から水道業者を選んでおき、いざというときに備えておくのがおすすめです。
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